5/13例会記録

番場です。大変、大変お待たせしました例会記録です。一週間経ってしまいました。すみません。

今回は主に会計とチーム製作の2点です。

【会計報告】

現職の原が会計になってから、約半年が経ちました。新歓でのお金の動きも一段落しましたので決算報告です。会計上は以下の数字になりました。

入 ¥289,551  - 出 ¥270,327  = 残 ¥19224

ですが、これに未会計だった雑費等が加わり、実際の口座残高は¥13,672です。思った以上に少ないですね。主な原因はやはり部費の未払いです。何か対策を講じなければ・・・。

 

【チーム製作】

班決めをする予定でしたが、まだまだチームごとの脚本等が決まってないので次週にすることにしました。今回決定したのは新入生とカメラ担当のみです。

西浦班・・・南雲 山城 石原 カメラ担当塚田・番場

芳賀班・・・矢野根 笹木 カメラ担当原

平班・・・水内 小竹 カメラ担当立浪

以上です。チーム製作で撮影の楽しさを実感してもらいたいですね。

 

手短ですが例会記録は以上です。遅れてすみませんでした。

 

 

 

 

 

 

【春新歓ブログリレー】近況

皆さんこんにちは。番場です。

4月になってから一週間が経ち、とうとう授業が始まる時期になってきましたね。私も昨日、学科のガイダンスに行って参りました。楽しかった朝寝午後起き生活ももうすぐ終わりかと思うとまったく嫌な気分になってしまいます。

ガイダンスに行った後、最近行ってなかったゲオディノスへ向かい『イミテーション・ゲーム』を観ました。数学者チューリングの生涯を映画化した作品ですね。新川もブログで紹介してましたが、確かに面白かった。アウトサイダーがのたうちまわる映画はジャンル問わず大好きです。物理学者のホーキング博士を主人公にした『博士と彼女のセオリー』も最近観ましたが、あちらは聖人同士の睦み合い垂れ流しに思え、全くのめり込めませんでした。

以下、最近楽しみな映画の予告編。ネタ切れというわけです。

『セッション』ジャズドラマーと鬼教師の音楽スポ根ものでしょうか。サンダンス映画祭で大ウケだったそうな。

『インヒアレント・ヴァイス』PTAとホアキン・フェニックスの『ザ・マスター』コンビがトマス・ピンチョン原作の映画を作りました。大傑作、もしくは超珍作の予感。

『龍三と七人の子分たち』北野武監督作。久々です。タイトルフォントを最初に観た時は不安でしたが、予告編ではいつもの北野映画的画面が見られて安心しました。

『ブラックハット』漢、マイケル・マン最新作。うほほい。

とりあえず直近1ヶ月ではこんなもんでしょうか。

映研春新歓ブログリレーは今週の日曜でとりあえず終わりとなります。映研の雰囲気は伝わってるのでしょうか。伝わってるといいなあ。後一週間お楽しみ下さい。

番場巽己

 

【春新歓ブログリレー】看板作りました

こんばんは。毎度のように火曜日更新を続ける、月曜ブログ担当の番場です。部長です。

4月が近づいてきました。春の匂いが立ち込めております。全く陽気な季節でございます。今日は夜から、ビラ配り並びに新歓で大活躍必至の看板を製作していたわけです。それがこちら。

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芳賀と高峰作。カメラとマイクを模した張り紙をあしらっております。昨年から見た目で大きく変わったところはありませんが、マイク部分の銀紙で視認性を向上させ、剥がれやすい文字部分はテープで補強して耐久性を底上げ。着実に戦闘力を増しています。今年も多くの新入生の目を奪ってくれることでしょう。

ああ、それから補修をしてませんけどこちら。

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映画研究会が誇る大巨人、案山子くんです。昨年のビラ配りにてデビューし、圧倒的な体格と上下に揺れる独特の挙動で場を完全に制圧したトールマン。一転、オフシーズンには部室の隅にぞんざいに打ち捨てられ、昨季末に脱落した内臓(新聞紙)も未だ補充されずじまい。このまま最悪なコンディションでシーズンを迎えてしまうのか・・・?

私はもう一個の看板を作っていました。

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まだ全然できてません。映画のワンシーンと著名映画監督の写真を適度にぼかして並べてはっつけてみました。左から順に洋画、サイレント、邦画、監督です。なんの作品だかわかるかな?

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これから左上に「北大」右下に「映研」と入れる予定です。そうすると真ん中空くんです。どうしてくれようか。明日考えよう。

番場巽己

 

 

【春新歓ブログリレー】サウスパークへ行こうぜ

こんばんは。部長の番場です。今日から春新歓企画の一つとして、曜日替わりで映研部員が雑文を書いていくブログリレーを4週間ほどやっていきます。映研部員の日常と、サークルの雰囲気が少し分かるんじゃないでしょうか。

月曜担当は私、番場です。日付的にはもう火曜になっちゃいましたね。すいません。第一回目ですから映画の記事でも、と思ったのですが、最近あるアニメにハマってるのでそれについて書きます。

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アメリカのケーブルテレビ局、コメディ・セントラルで放送されているアニメ、『サウスパーク』。1997年から開始され、現在第18シーズンまでやっている長寿番組です。私は去年の夏頃に映画『サウスパーク無修正版』(1999年公開)を観て、およそ正気とは思えないストーリー、キャラクターに衝撃を受け、最近は毎晩毎晩TVシリーズを貪っているのです。今更。

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コロラド州の田舎町サウスパークに住む4人の小学生、スタン・カイル・カートマン・ケニーが、周囲で起こる様々な出来事(主に時事ネタ)に巻き込まれながら、それを解決したりしなかったりするのが毎回の基本的な筋です。こうして書くとその他凡百のアニメやシットコムと変わりませんけど、サウスパークという作品の他にはない特徴として、社会的タブーを恐れずむしろ積極的に地雷を踏みに行くスタンス、そのまんますぎて恥知らずとさえ思える映画やゲームネタのパロディ、かわいい切り絵風の絵柄と裏腹の暴力表現、徹底的に馬鹿にされる大人たちと賢く描かれる子供なんかがあります。一言で言うと「クソ不謹慎」なんですね。この世の社会活動全般を虚仮にしている。見ているこちらは痛快な思いをしたり、さすがについていけずドン引きしたりと飽きません。

そんな不謹慎アニメサウスパークですが、出来が良かったと言われる人気回というのがありまして、今回の記事ではいくつかあるその人気回から、日本語版第5シーズン第1話『カートマン・レクターの鬼畜晩餐会』という回を紹介します。

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このエピソードで中心になるのは、主人公4人組の1人、エリック・カートマン(声:LiLiCo)。この『カートマンレクター』までは少々性格の悪い小デブちゃん的な位置づけだったのですが、このエピソード以後は自分の気にいらない物事は日頃から口汚く罵り、執拗に排除・抹殺しようとする酷薄残忍な生粋のレイシスト,サウスパークという作品の悪意を象徴するようなキャラクターに成長していくのです。

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ある日、スタン・カイル・ケニーの元へ上機嫌で現れ、「陰毛を手に入れたからおいらもう大人だぜ」とうそぶくカートマン。「上級生のスコット・テナーマンからチン毛を10ドルで買ったんだ!」スタン「チン毛っていうのは生えてくるもんなんだよこのクソデブ!」

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騙されたと知ったカートマン、スコット宅へ10ドル取り返しに行きますが、あらゆる手をつくしてもスコットが一枚上手。取り返せないばかりか、さらに6ドルぶん取られてしまいます。窮したカートマンは、病院に16ドル払って手術しないとおばあちゃんが死んじゃう(大嘘)と泣き落とし作戦を敢行しますが、これも失敗。おばあちゃんの命をダシに、豚の真似などをさせられた挙句、取り返すはずだった16ドルを見せしめに燃やされてしまいます。慟哭するカートマン。

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ここからカートマンの復讐が始まります。「復習したいなら、ハンターになれ。相手をよく観察するんだ。」とアドバイスを受け、スコットがレディオヘッドのファンだと知ります。何回か復讐に失敗した後、最終的に「自宅でチリソース祭りを開催し、招待客のレディオヘッドの前で出し物のポニーにスコットのチンコを食いちぎらせる」という恐ろしい計画を立案します。レディオヘッドにはスコットの名を騙って「僕はあなた達のファンです。尻にガンが出来てます。死ぬ前に一度でいいから会ってくれませんか」という手紙を送ったら来てくれることに。やりぃ~。

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対するスコット側は、スタンとカイルの密告によってこれを嗅ぎつけます。「何でそんなこと知ってんだ?」「友達だから」「友達なのに何で俺にチクるんだ?」「嫌いだから」。さて、スコットは両親に牧場へ行って虐待されてるポニーを逃してくれと言い、自分は持ち込むチリソースに街中から集めたチン毛を仕込んでカートマンに食わせようと企てます。果たしてどうなってしまうのか…?

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当日。チリコンカーニバルは大賑わい。

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スコットを見つけたカートマン、すかさずポニーに乗ろうよと誘いますが、スコットは先にお互いのチリソースの味見をしないかと持ちかけます。

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美味しそうに互いのチリソースを食べる2人。カートマンが食い終わった所でスコットが切り出します。「もう殆ど食べちゃったね。いいこと教えてあげる。」

「何?チリに町中のチン毛を入れたこと?」

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カートマンは全て知っていました。スタンとカイルが告げ口することも、チリにチン毛が入ってることも。自分が食うチリは直前に普通のとすり替えておいたのです。ここまでならカートマンやるじゃんで済みます。が、復讐鬼カートマンは止まりません。

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カートマンはスコットが両親にポニーの件を頼むことも読んでいました。そして、アホ牧場主に「最近ポニー殺しが流行ってる」と吹込み、無断で入ってきたスコットの両親をショットガンで撃ち殺させたのです。

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大ショックのスコット。「俺のパパとママ、死んだの…?」カートマンは追い打ちをかけます。無能なサウスパーク警察を横目に、カートマンはテナーマン夫妻の死体処理もやっていたのです。

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「味はどうだ?美味いかスコット?オイラのテナーマン入り特製チリ・コーンは!」

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自分の食べていた器の中から、母親の指を見つけてしまうスコット。「ママとパパを食っちゃった!?そんな!」と泣き崩れます。カートマン「にゃにゃにゃにゃにゃ~にゃ♪両親を食べさせた♪にゃにゃにゃにゃにゃ~にゃ♪」

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するとどこからかレディオヘッドがやってきて、スコットを詰ります。「誰だ、この泣き虫坊主」「誰だって辛いことぐらいあんだよ」「泣いて済ますっつうのは最低だな」「帰ろう、こいつ全然イケてねえ」正に踏んだり蹴ったりのスコット。ここでカートマンのとどめ。

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「やりぃ~!やりぃ~!お前の涙はどんな味だ?ん甘いよすっごく甘い」

「計り知れない深~い悲しみの味がするよ。んま~いんま~い」

こうしてカートマンはスコットに完全勝利し、スタンとカイルは二度とカートマンを怒らせないことにしたのでした。どっとはらい。

こうしたエピソードがたまに楽しめるサウスパーク、みなさんもどうですか?最近のエピソードはパロディ色がいよいよ強くなって映研的には面白いですよ。

 

番場巽己

 

 

 

 

 

 

 

新入生へ

こんばんは。北大映研部長の番場巽己です。

前期試験の合格者が発表されましたね。後期試験もきょう実施で20日に合格者発表ということです。兎にも角にも、合格された方々、ご入学おめでとうございます。

北大映画研究会は、自主映画制作を主として活動している大学公認サークルです。部員数は現在約40名。男女比は半々ぐらい。映画好きっていうのはなかなか変な人が多いですが、北大映研も御多分に漏れず、強烈なキャラクターの人々がたくさん在籍してます。趣味嗜好もさまざま。新入生のあなたが好きな映画、マンガ、音楽に反応する部員がいるはずです。もちろん、監督やってみたかったり、カメラを扱ってみたかったりする人も大歓迎。面白い作品を作りましょう。

これを見ている新入生の皆さんは多分、4月になるとサークル選びに忙しくなることでしょう。映画に興味があったら、是非北大映研の新歓を覗いてみてください。日程、場所等は後程ブログに上げます。このブログも新歓に向けて各部員が記事を書いていきます。映研の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。他にも、撮影見学企画や部員と映画館に行く企画等を準備してます。乞うご期待。それでは、北大で会いましょう。お待ちしてます。

1/30例会記録

部長の番場です。例会も今年度はこれが最後。早いもんです。

2/1の映画

毎月1日の映画館にいこう企画、2ヶ月ぶりの今回はデヴィッド・クローネンバーグ最新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を観に行きます。クローネンバーグは人によって好き嫌いが極端に分かれる作品ばかり撮ってますが、今作はどうなのか・・・?

今年度製作作品上映

今年度を振り返るため、製作作品の上映を行いました。

『のら』

『潔癖男』

『君はヒーロー』

『おしまいの時代母』

以上4作品を上映しました。『狂乱天国』は時間の都合上カット。

学期前半のチーム製作作品が主だったわけですが、現在撮影中の映画も含めれば、今年度は8本製作しました。来年は2ケタを目指しましょうか。

春休みもシネポリ、追いコン、温泉、そして勿論撮影や新歓準備など映研の活動は尽きません。楽しくやっていきましょう。

2014年ベスト10(番場)

番場でございます。大変遅くなりましたが、私のベスト2014年版発表しますよ。

 

10位 ホームレス理事長 退学球児再生計画

東海テレビ製作のドキュメンタリー。理事長を中心に、退学球児を集めたNPOに集まった人々の1年を追っています。このNPOは経営プランがガッタガタ。野球バカの理事長が金策に奔走するのですが、映画が進むにつれて状況はどんどん悪化していきます。明らかに善人、しかし不器用すぎる理事長が、次第に追い詰められていく様子ときたらもう。目を覆わずにいられません。前半はドキュメンタリーの被写体としてまだギリギリセーフでしたが、後半のあるシーンからはもう完全にアウト。あちらとこちらの垣根を豪快かつみじめに超えてきます。すごい。

 

9位 イコライザー

超つよいおっさんが女の子にたかるクソ野郎どもをぶち殺していく映画。こういう映画は好みなので余程のことがない限り楽しく観られるのですが、これは殺人マシーンものにしては全体的にものすごく落ち着いたイメージを受ける映画です。余計な台詞があまりない。アホに喋らせない。上品にさえ見えます。そのため時折挟まれるぶっ飛んだ見せ場が映える映える。そんな演出の緩急が見事でした。

 

8位 ホドロフスキーのDUNE

『DUNE』という、アレハンドロ・ホドロフスキーが監督する予定で結局作られなかった映画のドキュメンタリーです。関係者の証言を中心として制作過程を追っていきます。ホドロフスキー監督は聖いんだか俗なんだかよくわからない、宗教じみた作品の数々で有名ですから、気難しいおじいちゃんなのかと勝手に思っていましたが、サービス精神旺盛なアッパー系の人物でありました。彼の口から語られる制作エピソードはいちいち面白く、満員のシアターキノが観客の爆笑で揺れていました。ただ、面白い話が聞けるというだけの作品では当然ありません。企画がポシャって打ちひしがれるホドロフスキーが、その現実をだんだん肯定し前を向いていく様子、そして作られなかった『DUNE』に影響を受けた作品のモンタージュが登場する映画終盤は非常に感動的。

 

7位 フルートベール駅で

去年アメリカで、無抵抗の黒人が警察の行き過ぎた公務執行で死んでしまうという事件が何件かありました。この映画は2009年に起こった同様の事件の映画化です。iPhoneか何かで撮影された実際の事件の映像で幕を開けます。駅の構内で警官と若者が一悶着起こし、若者のうち1人が撃たれてしまうのです。そこから映画は時間を遡り、撃たれてしまうまでの彼の1日が描写されます。主人公はこれまで生活の足しにしてきたドラッグの売人業から足を洗って、まともな職に就きたいと思っております。真人間になりたいという意志を持ってるのですね。普通の映画ならその後葛藤を何とか克服して成長していきそうなキャラクターですけれども、この映画の場合は主人公が何をしても、どれだけグッとくる行動をしても、観てるこちらには冒頭の映像が焼きついていますから、なんとも寒々しい思いがするのです。演出の方も感傷的でなく淡々と突き放すように、主人公の犬死に感を煽っていました。犬死にといえば彼が文字通り死んだ犬を抱えるシーンが有りまして、黒人と犬って画面映えするなあと再確認しました。

 

 

6位 あかぼし

公開したの一昨年らしいですが、札幌公開が1月だったので入れました。新興宗教にハマってく母親とその息子の話です。息子と仲良くなる教団幹部の娘が素晴らしかった。外人なんですが、なんだかそこら辺に普通にいそうな子なんです。醜女ではなく、かといって美形というわけでもなく、そして絶妙に幸が薄い。好みです。

 

5位 オンリー・ゴッド

ニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作。タイでグレーな仕事をしてるマザコンのジュリアンが、現地の警官で神の化身チャンの断罪を受け入れるという話。だと僕は思っております。前作『ドライヴ』はいつもと違って他人の脚本を使った結果大ヒットしましたが、今回は自分の書いた脚本ですね。案の定あらぬ方向にぶっ飛んでいます。なんせ説明的な台詞やシーンがほぼ無いのです。初見は何が何だかわかりませんでした。なんかタイ人の怖いおまわりさんが背後の何もない空間から刀を取り出して悪いやつをぶった斬ってる!しかも超面白い顔!うひょ~!おもしれ~!このような感想。観た後ずっと気になって、映画館やソフトで繰り返し観てしまいました。周富徳(もしくは猪瀬直樹)そっくりのおっさんが神である、という監督の意図が受け入れられるかどうかで印象が変わる映画ですね。神話なのかシュールギャグなのか。どっちにしろ面白いけど。エンドロールでこの映画がホドロフスキーに捧げられていましたけれども、このシリアスとギャグの境界を行く感じはホドロフスキーっぽいといえばぽいのでしょうか。

 

4位 新しき世界

『インファナル・アフェア』+『ゴッドファーザー』を韓国お得意のバイオレンス描写満載で撮った映画。こんなのもう十中八九面白い。しかもチェ・ミンシクが出ているとなれば。

 

3位 プリズナーズ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。娘を誘拐された男が、警察の対応に満足できず独自に犯人探しを始めます。ヒュー・ジャックマン演じる父親のキレっぷりが最高。独自調査で犯人認定した男をなんと拉致監禁、拷問して自白させようとするのです。男の顔は腫れてアンパンマンみたいになります。誇張ではなくマジでアンパンマンです。お話の方は展開が読めないので最後の方まで非常に面白く観られました。

 

2位 ゴーン・ガール

デヴィッド・フィンチャー最新作。相手を出し抜いた方が勝つ、夫婦間のパワーゲームを扱っております。ただしかなり一方的に妻のほうが強いですね。人を嵌めるには役柄を演じ分ける能力が要るのです。大根で有名なベン・アフレックが、映画出るたびに別人に見えるロザムンド・パイクに敵うはずがないのです。ただ、そんな強い妻も格下だと思ってた奴に不意打ちを食らっていました。とにかく、他人を舐めたり型にはめて捉えたりしててしまうとひどい目に遭うよってことですね。気をつけます。

 

1位 ウルフ・オブ・ウォールストリート

最高。最高です。元証券マンのジョーダンが、そこら辺で拾った仲間たちと詐欺じみた証券会社を立ち上げ、酒池肉林を実現させる!勢いだけのハッタリ野郎共なのに、主人公たちがひどく魅力的に見えました。観てると小学校の休み時間を思い出します。登場人物のほとんどがガキだからですね。皆好き勝手に暴れ回る。僕も混ぜて欲しい。撮影も編集も音楽も奴らの乱痴気を煽りに煽っていきます。特に編集。上映時間が3時間だとは信じがたいほどのスピード感です。最高。

 

 

以上10作品と駄文でした。12月30日で惜しくも閉館した、蠍座で観た映画が2本入ってます(『ホームレス理事長』、『あかぼし』)。素晴らしい映画館でした。

去年は注目作しか観なかったように思います。今年は手広く行きたいなあ。それでは。

 

12/5例会記録

番場です。遅くなりましたが例会記録つけます。

週末上映会

西浦さん企画の白石晃士監督作品上映会。上映作品は『ノロイ』と『コワすぎ!』シリーズです。白石監督はPOV形式のホラーで名を馳せています。しかし西浦さんが語る作品紹介には「暴力ディレクターの工藤」「幽霊が震える」「最強の敵、霊体ミミズ」など、それってホラーなのかと言いたくなるような文言がたくさん。実際笑いの要素も多分に含んでいるようですね。上映会は7日の日曜に行われました。事後報告になってしまい、申し訳ありません。

上映会企画の持ち込みはいつでも歓迎してます。部室のテレビも更に大きいものにしていただいたことですし、皆さんガンガン利用していきましょう。

菅原文太さん追悼上映

菅原文太さんが11月28日に亡くなってしまいました。生前の出演作や演技に関しては各所で散々言われておりますので、今更僕ごときが言うことは特に無いのですが、70年台東映作品の粗野で猥雑でドロっとしたあの感じをそのまま形にしたような「顔力」を持っている俳優の筆頭です。顔面が映るだけで、この映画は普段観てるものとは絶対に違うと思わせてしまう、そういう力。

さて、肝心の上映作品は『トラック野郎 度胸一番星』です。『仁義無き戦い』と共に文太の代表作。10本あるシリーズの内5本目ですね。日本全国を舞台にした人情コメディシリーズです。同じ路線の『男はつらいよ』シリーズと決定的に違うところはその品の無さでしょうか。鈴木則文監督(この方も今年の5月に亡くなってしまいました…)の手腕に依る所が大きいのでしょうが、落ち着かないギャグ漫画のような演出に、極まった下ネタ上等の台詞・展開が相まって、最高に頭の悪い(褒めてます)娯楽シリーズになっているのです。トラック野郎は毎回毎回、文太演じるトラック野郎の桃さんが一目惚れするマドンナと、桃さんと敵対してトラックレースや殴り合いをした後に仲良くなるライバルが登場します。今回のマドンナは片平なぎさ(と八代亜紀)、ライバルは千葉真一です。濃すぎ。今回は本当に珍しく桃さんの恋が成就しそうになるのですが…マドンナを巡る、作品をぶち壊しかねないような危ない展開が繰り広げられた結果、桃さんは結局独り身のままになりました。それでこそトラック野郎、星桃次郎よ!

言うまでもなく大変面白い映画でした。ご冥福をお祈りいたします。

来週の例会は、年末近いので「オススメしたい今年観た映画・マンガ・音楽・小説etc」を皆さんに挙げていってもらう回にします。皆さん是非紹介するものを考えてきてくださいね。それでは。

 

 

 

11/13例会記録

今回は教室予約の関係で木曜日の開催でしたが、意外にも大勢の部員が来てくれました。全員1・2年。

<2年製作>

今回のメインでした。現時点で2年生だけ学年製作やったことないので、企画してやりたいとの事。まず皆が作品に盛り込みたい要素を言ってもらい、全員がプロットを書いてきて選ばれた人が脚本も書いていく事になりました。

出た要素は「死体」「カツラ」「頭にアルミホイル」「首絞め」「変身」「ストーカー」「アクション」「変質者」「スカート」「ラブロマンス」「トイレで釣り」「下着」の12個です。全部をプロットに盛り込まなくても構いません。

プロットは11月末、脚本は12月末が締め切りです。監督やスタッフ、キャストは脚本決定後に決めていきます。番場はカメラをやりたいです。

この、お題に沿ってプロット書いてくる企画ですが、上手く行ったら春新歓のCMも同じような方式で作っていきたいと思います。

 

<日曜の上映会について>

番場主催で今週日曜12時からやる筋肉映画上映会の上映作品についての話です。

コマンドー 強引すぎる展開とウィットに富んだ吹き替え台詞の数々。「筋肉があればこの世の強者」という熱いメッセージ。そんな作品の主人公を演じるは勿論ミスターオリンピア、アーノルド・シュワルツェネッガー氏。

ランボー/最後の戦場 シュワルツェネッガーと並ぶもう一人の筋肉スターといえば、シルベスター・スタローン。彼の筋肉代表作が「ランボー」シリーズだが、この4作目はこれまでのシリーズ、特に2.3作目に目立った脳天気な暴力とは一線を画したゴア描写で、ランボーの殺すことしかできない人間性を目に見える形で提示してくる。筋肉バカ映画の対極に位置するリアル志向筋肉映画。池田レビューhttps://hucinema.com/blog/review/2760

エクスペンダブルズ1・2 ランボー/最後の戦場と同じ監督・主演が作ったとは思えない、80年代筋肉アクションスター大集合映画。やっぱりこういうの好きなのかスタローン。ストーリーは覚えていない。

以上4作品。来てくださる方は番場に連絡して下さい。喜びます。

来週は特に決めてませんが上映会でもしましょうかね。以上番場でした。

 

【秋新歓ブログリレー企画】狂い咲きサンダーロードの話(番場)

こんばんは。部長の番場です。ブログの不具合が直りまして、今日から秋新歓に向けてブログリレー始めます。一発目なので普通に映画の話をしますよ。

狂い咲きサンダーロードという映画の話です。↓予告編

あらすじ

幻の街サンダーロード。街中の暴走族が集まり、警察の圧力で、「愛される暴走族、になろう」ということで、グループの解散の会議が開かれていた。“魔墓狼死”のリーダー・健もその中にいた。そこへ、“魔墓狼死”の特攻隊長、仁が仲間を連れて現われ、出席者をメッタ打ちにしていった。仁は権力に屈服する暴走族に我慢がならなかったのだ。サンダーロードは仁たちの天下となった。一方、これを心よく思わないグループは報復に出た…(映画.com)

 

監督は当時日大の学生だった石井聰互。卒業制作としてこの映画を作ったのだといいます。当然自主制作映画なので映画会社の協力なしでオールロケ、予算も機材も人材も経験も圧倒的に不足した中で撮影されました。小道具をそこら辺から無断借用してきて使う、拾ってきた廃材やゴミで美術を製作(泉谷しげるが担当)、機材車をあろうことかカースタントに使ってブッ壊すといった、嘘なんじゃねぇかと思わずにはいられないような逸話がてんこ盛りです。

そんな撮影を経て出来上がった肝心の映画本編は、不良中学生が考えたようなストーリーと無茶苦茶な動きをみせるカメラ、音声に至っては台詞と口の動きが合っている箇所のほうが珍しいという、技術的にはとんでもなく下手な映画になりました。そりゃそうだ。しかし。

確かに粗を探せばそこら中に見つかります。ですが、逸話に見える現場の狂騒をそのままスクリーンに持ってきたかのようなテンションの高さと、魔墓狼死(まぼろし)特攻隊長の仁さん以下濃厚すぎる登場人物たちが吐き出すパンチラインの数々、そしてクライマックスの大殺戮から暑苦しくも感動的なラストに僕は完全にやられました。こんなに熱量のある映画は観たことがなかった。確か大学1年の前期のことです。学生映画でこんなやばいのができるのかと。

卒業制作にもかかわらずこの映画は劇場公開され、石井聰互の商業映画監督作品第1号となりました。この作品が公開された後に学生映画出身の監督が多数現れて、その後の日本映画界をリードしていくことになります。この作品がそれまでの日本映画にカチコミをかけ、見事にその潮流を変えてしまったわけです。なんて映画だ。

観ると「自分でも出来るんじゃないかな」と思わせてくれる、元気が出る映画です。見ていないという方は是非。ファイトクラブとスカーフェイスも是非。では。