クチコミ劇場、結構面白いらしいよ。

こんにちは。

大学をサボってブログを書いています。

別に書けと言われたわけではありません。

 

(^ v^)—–ノ

 

さて、世の中に他人に映画を薦めるという場面を経験したことがある人は多いと思うのですが、そういうとき皆さんはどういうことを基準に薦めているのでしょうか?

 

当たり前ですが、薦められるその人の好みに合わせて映画を薦めます。王道SFをお求めであれば、スターウォーズやバックトゥーザフューチャーだし、スプラッターだったら死霊のはらわたやソウを薦める。一般的な回答としては自然です。でも、そういう薦め方ならインターネットを頼りに調べたって同じものが出てくる。僕の専攻分野的に言えば、AIにやらせとけばいいことなのです。どうせならもう少し個性的なものが欲しいと思ってしまいますよね。せっかくこっちもわざわざ友人に映画を薦めてもらっているんですから。

一方で、普通の人がどれくらい映画を見ているのかというと、1週間に1本見ていればかなり多い方なのではないでしょうか。仕事に忙しく平日を過ごし、週末の夜にお酒とか飲みながら一本映画を見るというのが、一般的な映画との関わり方というものでしょう。そしてそういう時に好まれるのは大抵「万人が楽しめるエンターテイメント映画」なのです。時間を無駄にしたくないなら娯楽として当然の選択です。そういう時に、タルコフスキーなんか見てる人は稀でしょう。

そういう人に映画を薦めるとして、でも個性を重視するとしたら、それはとても難しい話になってしまうと思います。(とは言え、エンターテイメント性が高くあまり知られていない映画は世に溢れています。)

私の個人的な意見ですが、万人が楽しめるものというのは結局、万人が楽しめそうなものでしかない。世の中にはもっと、この人にはめちゃくちゃウケたけど、あの人には全然ウケなかったというような、個性に反応するものがあってもいい。映画で言えば、カルト映画というのは、わかる人にしかわからないけどその人にとっては本当に価値のある映画とも言えます。しかもどうやらそういうカルト的な人気の映画は、比較的規模の小さい映画に多い。だから手が届きにくいのだとも思うのですが、ニッチな層を狙っているのだから当然と言えば当然の話です。

 

・・・結局、映画を人に薦めるのは面倒ですよね。

「わかるよ、うん。」

「まあ僕だったら、断るけどね。」

「いや君、こちらにも薦めるに値する信頼が欲しいものだよ。」

 

(^v^)…?

 

そう、私はイベントを紹介するためにこの記事を書こうと思っていたんです。

それもこんな札幌の大学の映画サークルのブログの記事を読んでいるようなあなたにです。

 

今週木曜日から日曜日にかけて札幌の狸小路5丁目にあるプラザ2.5というイベントシアターで行われる「クチコミ劇場part4」というものです。

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この企画が良いところは、東京などで公開されたのに札幌でまだ公開されていない比較的規模の小さな映画を上映するイベントだということです。インディーズ映画の価値を更に説明しようとは思いませんが、今回は最近注目を集めている監督たちの映画が上映されますし、こうしたインディーズレベルの映画というのは上映機会がなかなか少ないものです。

逆説的でずるいとも思いますが、自分にとってのカルト映画のような存在になるはずのものが、今回見なかったばっかりに、二度と見られなくなってしまうなんてことももしかしたらあるかもしれません。

なんで私がそこまで言うかというと、私が一番好きな映画はそういうものだからです。『親密さ』と『ハッピーアワー』。どちらも濱口竜介という若手監督の映画なのですが、残念ながら今の所特集上映という機会以外ではほぼ見ることができない映画です。

今回のクチコミ劇場part4では、その濱口竜介の映画は上映されませんが、私が別に好きな今泉力哉という監督の最新の映画や、今インディーズ界を騒がせている岩切一空という若手監督の映画などが上映されます。今回上映されるその二人の映画については、実はもうすでに見ているのですが、商業映画ではとても見られないような、表現が独特の切り口であってとても面白かったです。

他にもTIFFで上映された作品など、面白そうな映画が目白押し。

 

あなたが行かなかったら、誰が行くんだ?

 

ということで

つい、思い切りのいいことを言ってみてこの記事をしめます。

別に企画側の回し者ではありません。

 

「ほら、やっぱり面倒だったじゃないか。」