11/27 例会記録

こんにちは、小竹です。先週は欠席してしまい申し訳ありませんでした。泣きました。今回からはまた僕が報告します。

 

○アンケート

映研全体の活動についてのアンケートを行いました。解答してくださった方ありがとうございました。例会を欠席された方はもう少しお待ち下さい、すみません。

 

○今後の予定について

例会

12/4 アンケート結果の報告

12/11 まだ未定ですが上映会をするかも?

技術研

12/2 カラコレについて

12/9 構図について&冬の推薦図書

他に、12/2の小海班の撮影が追加されました。

また12/18は忘年会です。19:00~21:00で焼き肉を食べ、21:30から二時間カラオケです。連絡まだの人はお早めに、DVDもお忘れなく!

 

以上、例会報告でした。今年の例会も残すところあと二回、頑張っていきましょう。

最近、「~でしょうよ」「わかんないけど」などの口癖を矯正しようとしています。僕が言ってたら叱ってください。一方「なんでそんなこと言うんですか」は良い頻度で使えていると思いますので言ってても叱らないでください。それでは。

そこに山があるから

こんばんは。風邪をひいた高峰です。
咳に加えて消化不良、胸のムカつき、頭痛も少し。
…高山病かな?

さて、明後日火曜日は12/1、つまり映画の日。
ということで、ユナイテッドシネマに『エベレスト 3D』IMAX版を観に行きます!

1996年に起きたエベレスト大量遭難を基にした群像劇、公式サイトではサバイバル・アドベンチャー大作と銘打たれております。
実際にエベレストで撮影されたという迫力の映像が見所でしょう。

 

標高8848mのエベレストは、実は14座ある8000m峰の中ではかなり簡単な山とされています。撮影隊も登れるくらいですから。
1953年に初登頂されるまでは国家的なプロジェクトとして超人的な登山家達によって狙われていた世界最高峰ですが、時が経ち、ルート開拓や装備の革新によって我々一般人にも開かれていきます。
お金を出せばアマチュア登山家でも登頂できてしまうという、いわゆる商業登山、公募登山です。
大金を払って大量の物資を大量のポーターに荷揚げしてもらい、シェルパ達の案内のもと登頂するわけです。
酷い時には登山家の渋滞なんて事態も発生していたそうです。本来生身の人間にとっては極限の場所で。

今年春のネパール大地震が起こるまで、エベレスト登山史上最悪とされていたこの事故は、そうした油断が招いた悲劇とされています。
山を舐めちゃあいけないんですね。

ここで皆さんご存知のブログタイトルの言葉。
これはイギリスの登山家ジョージ・マロリーが1923年に何故エベレストに登るのかと問われて答えたものです。
不幸にも翌年のエベレスト遠征で亡くなってしまう彼は、実はエベレスト初登頂者だったのではないかというお話が登山史上のミステリーとしてありまして、今でも議論を呼んでいます。
この辺のことは夢枕獏の『神々の山嶺』、それを原作とした谷口ジローによる漫画(テントの中でひたすら飯食ってる描写が有名なアレ)に詳しく載っています。
マロリーによるエベレスト初登頂の謎をスパイスにしながら、エベレスト南西壁冬季無酸素単独登頂を狙う孤高のアルピニスト、羽生丈二を描いた熱い作品。こちらはフィクション。
小説も漫画も傑作。2016年には映画にもなるようです。
この宣伝をしたいが為に長々書き散らしました。
さらに長くなっちゃうので、あらすじは公式サイトで確認お願いします。
人が沢山出てくるのでキャラクターも確認しておくといいかも。
俳優陣も豪華です。

http://everestmovie.jp/sp/

…そうそう。IMAXということで料金は2300円のまま。
映画の日の恩恵は何ら受けられません。
しかし、実際エベレストに遠征しようと思ったら一人当たり数百万掛かることを考えて下さい。
安く思えてきましたね。

12/1(火)
ユナイテッドシネマ
『エベレスト 3D』IMAX
20:30〜22:45の回

参加の方は一応僕まで連絡をお願いします。

それでは。

(丶´ん`)
高峰洋明

11/13 例会記録

こんばんは、小竹です。例会記録です。

 

○車

撮影で車が必要なときのためタイムズのカーシェアを利用することを考えています。好きなときに短い時間でも利用できるのが魅力的です。

何かあればご協力お願いします。

 

○今後の予定

忘年会は12月18日になりそうです。場所は24条付近でしょうか、DVDの準備もお忘れなく!

来週21日(土)からはクラークシアターが始まります。初日の13時からは春一番の上映が!みんなで行きましょう。

 

○撮影予定

11/22 番場班 昼~夜 高峰宅

平班 深夜

11/28 小海班 一日 水内宅

11/29  平班

 

以上、例会記録でした。来月の例会は4日、11日、どちらも金曜日です。よろしくお願いします。

 

小海さんのレビューしていたスラムポリス、同じ学生として衝撃でした。僕の友人も通っている大阪芸大、同世代が凄いとやる気がでますね。それでは。

映画レビュー『SLUM-POLIS』(2015)

たった今劇場で観てきて衝撃的だったので思わずレビューを書きます。4年の小海です。

今回紹介する映画は、二宮健監督『SLUM-POLIS』(2015)。

SLUM-POLIS

この映画何が凄いかというとまずこの二宮健という監督がめちゃくちゃ若いです。1991年生まれ、僕のたった2個上。

二宮監督がこの映画を撮ったのは21歳だというので今の僕と同い年ですか、いやあ凄いねぇ。

ちなみに作品は大阪芸術大学の卒業制作とのこと。大阪芸大の卒制といえば熊切和嘉監督『鬼畜大宴会』(1998)を思い出しますが、相変わらず大阪芸大の卒制はよく人の死ぬ傑作を撮ってます。最高だぁ。

若いから凄いって訳じゃなくて、とにかくクオリティが高いです。これは商業映画のレベルだ!というくらい映像が綺麗!

あと映像が綺麗だから凄い!って訳でもなくて、映画の内容も監督の個性が詰まっていて、言葉にし尽くせない「勢い」がそこには感じられます。

簡単にあらすじを載せると、

2041年、南海トラフ大地震後の西日本。復興の進んでいない地はコミューン地区(通称=スラムポリス)と制定され、スラム化が急速に広がり事実上無法地帯となっていた。第三コミューン地区に住む青年ジョーとアスは、ある日、絵描きの娼婦アンナと出会う。奇妙な友情で結ばれていく3人は、それぞれの夢のために巨大暴力団の麻薬輸送車の襲撃を計画するが、それを機にスラムポリスを渦巻く闇の抗争に巻き込まれていく・・・。(『SLUM POLIS』HPより)

といった具合です。

この映画の「勢い」、例えるなら園子温監督『BAD FILM』(1995)くらい勢いがあります。とにかく良い意味での若さを感じるし、若い人が観ればなおさら良さが分かると思います。

BAD FILM

音楽も良いです。というかMVか!というくらい音楽多めでとても楽しいです。

以前は自分で曲も作ってたという二宮監督、流石です。

ちなみに監督、「学生なのに」とか「若いのに」という褒められ方が嫌いだととあるインタビューで語ってます。分かるなぁその気持ち。

たぶんこの映画観て「若いのに凄い!」って褒めてたらその人はもう老いてます。

むしろ「こりゃ挑発だな!」と意気込んでやりたいもんです。

この映画に登場する街「スラムポリス」。そこは都市部から離れたいわば「地方」です。

二宮監督が大阪芸術大学というところで、この映画を撮っていて、都市部と地方という二つの世界の比較を描いたのはきっと意味があったのでしょう。

かくゆう我々北大映画研究会もまた札幌という一つの地方で映画を作り続けています。

自分たちにしか撮れない何か、それを考える大切さをこの映画から受けた気持ちがしました。

映画を観て感じた「若さ」、その正体は監督の持つ「その人にしか」「今でしか」描けない感覚だったのかもしれません。

僕もそんな映画を今だからこそ撮ってみたい。

そう思った21歳、小海でした。

ちなみに北海道はディノスシネマズ札幌劇場で11月13日まで公開中です。あっという間なのでお見逃しなく。

『八仙飯店之人肉饅頭』レビュー(池田)

完全ネタバレ

八仙飯店之人肉饅頭(原題 八仙飯店之人肉叉焼包、英題 The Eight Immortals Restaurant: The Untold Story)

1993年香港

監督:ハーマン・ヤオ

脚本:ラオ・カムファイ

製作:ダニー・リー

撮影:ツォ・ワイケイ

音楽:ウォン・ボン

出演:アンソニー・ウォン、ダニー・リー、ラウ・スーミン、シン・フイウォン、エミリー・クワン、パクマン・ウォン、エリック・ケイ、ラム・キンコン他

あらすじ

1986年マカオ。海岸に腐乱した人間の手足が打ち上げられた。警察の捜査で行きついたのは、中華料理店の経営者ウォン(ウォン)。彼は抵抗と黙秘を続けるが、連日の取り調べと囚人からの暴行に耐えかね、ついに自白。恐ろしい真実を語る。

レビュー

感想を書こうかずーっと迷っていた作品。中国返還前の香港で生まれた衝撃作。殺した死体の肉を饅頭にして売るというプロットはおろか、実話を基にしたというのがすごい。香港猟奇ホラーの金字塔といえる。主演を務めたアンソニー・ウォンは、その演技から1994年度の香港電影金像奨(香港版アカデミー賞)で主演男優賞を受賞した。(こんな映画で取れるのがまた怖い)

本編が開始していきなり、麻雀の賭けをめぐって男2人がケンカ。主人公の男は相手を叩きのめし、灯油をかけて火をつける。オープニングクレジット前でもう悲惨。

場面変わって海岸。腐乱した手足が発見され、警察が捜査にやってくる。ここでメインとなるのが、やたらノリが軽い刑事4人組。まるでバラエティのコントのようなやり取りを終始繰り広げる。映画の凄惨さを和らげているつもりなのだろうが、いかんせんスベっている。彼らのボスの警部役は本作プロデューサーのダニー・リー。いつも娼婦を連れている。紅一点の刑事は警部に惚れており、アプローチするもまったく気づいてもらえない。ストーリーに関係ないラブ要素。

マカオの一角にある料理屋「八仙飯店」。豚を解体する、坊主頭にメガネの大男。彼が主人公のウォン。挙動、言葉、態度がいろいろヤバい。職を求めてきた男をわずか10秒の面接で雇う。繁盛しているのに店の権利を手放したがっているが、前店主の署名がないため売却できない。一方警察では、中国本土から八仙飯店店主の捜索願が届く。BGMがホンワカしている。

主人公は賭け麻雀が好きで、いつもイカサマをして勝っているが、新しく雇った男に見られてしまう。ある夜、彼は男を伝票刺しとお玉で殺害。死体を解体して肉を肉饅の具にして販売する。饅頭の調理工程はしっかり見せる。骨はゴミ袋に入れてポイ。手際はいいが、たぶん手を洗ってない。その人肉入り饅頭を客は食う。

相変わらず警察には捜索願が届く。海岸の手から採取された指紋から、被害者は八仙飯店前店主の義理母と判明。八仙飯店に警察が調査に来る。主人公は愛想よく振る舞い、饅頭をサービス。署に戻った刑事たちは実に美味そうに饅頭を食べる。八仙飯店では第二の犠牲者が出る。主人公は警察に「本土から手紙がよく来る」と証言した女性店員を強姦し殺害。○○○に箸を刺すという鬼畜の所業。不快感しかない。

依然として警察パートはグダグダだが、八仙飯店に関する不可解な事がいろいろ分かってくる。今度は警部が直々に飯店に乗り込み主人公を尋問。しどろもどろな態度が怪しまれ、主人公は国外逃亡を図るも、張り込んでいた刑事と出国直前で派手な大立ち回りを演じた末に逮捕される。

前半のほのぼのした感じとは打って変わって、刑事たちは取り調べで主人公を殴る蹴るの暴行。完全にリンチ。主人公は隙をついて、集まっていた報道陣に痣と傷を見せ、警察は大バッシングを受ける。怒った警察は彼を前店主の弟がいる刑務所に強制収監。警察の発想が鬼である。囚人たちからも壮絶なリンチ(一人だけリンチに加わらない囚人は壊れたメガネを直すなどメッチャいい人)。

耐えきれず主人公は自殺を図る。鉄板で手首をギコギコ、そして血管を噛みちぎる。実にグロい。そこまでやったのに死にきれず、病院に搬送されて再び刑事たちから過酷な尋問。彼に暴行を振るわれた看護師は彼の背中に水を注射。水ぶくれがたくさんできて、仰向けになると激痛が走る。「人権」という概念がない。

寝かせてもらえない主人公はついに自白。ここが本作のハイライト。前店主一家皆殺しの回想シーン。賭け麻雀の支払いがもつれ、主人公はブチ切れ。一家全員縛り上げ、中華包丁で惨殺。その内5人は幼い子供で、もう見ていられない。子役の成長に支障をきたしたのではないか。死体は解体し饅頭の具にする。映倫の規定に引っかかったのはこの場面のせいに違いない。真相を知った刑事たちは嘔吐。唯一食べなかった警部は「食べなくてよかった」と他人事。実刑が確定した主人公だが、誰も彼を裁けなかった。獄中で手首を空き缶のタブでえぐって自殺したからである。そしてエンドロール。後味が実に悪い。

アンソニー・ウォンが演じる主人公の恐ろしさとインパクト、これに尽きる。1996年にはアフリカでエボラに感染した男が香港で菌をまき散らすホラー『エボラ・シンドローム』で主演。猟奇的な役ばかりと思ったら、『インファナル・アフェア』『メダリオン』『頭文字D』『ハムナプトラ3』など、ドラマやコメディにも多数出演している。内容も演出も酷い映画だが、カルト的に語り継がれる伝説の作品。どうでもいいが、出国直前のシーンでドラえもんのぬいぐるみが映っている。たぶん偽物

10/30 例会記録

こんにちは、小竹です。遅くなってしまい申し訳ありません。先週の例会記録です。

 

○映研紹介

新部員向けに映研の詳しい紹介がありました。メーリス、HP、SNS、部室などについてです。

自己紹介もしました。新部員の方は入部届の提出、HPのメンバー登録よろしくお願いします。

 

○撮影技術研究会

後期も技術研をやることになりました。時間は毎週水曜日18:30から、場所は部室になります。

第一回は今日!18:15に北18条駅に集合です。上手く集合できなかった人は平さんに連絡よろしくお願いします。

 

○後期の製作について

現在進行中の平班、塚田班、番場班、高橋班に加えて小海班、南雲班が始まります。また藤女子映研の撮影もあるそうです。

班が多くて大変ですが協力し合っていきましょう。

 

○1日企画

毎月1日は映画が安くなるということで毎月みんなで映画に行こうという企画です。

今月は「マジックマイク XXL」を見に行きました。来月も行きたいですね。

 

以上、例会記録でした。

 

昨日は南雲班の撮影でした。協力してくださった方本当にありがとうございました。助監督って楽しい仕事ですね。次回の撮影は8日です。それほど大変な撮影にはならないと思いますが新部員の方など見学に来たい人がいらっしゃれば僕に連絡してください。それでは。