サンダル買った(ツシマ)

先週行われたジンパの帰り道、サンダルが壊れた。思えば一昨年の忘年会で一足、去年の合宿の前日に一足、今年のジンパで一足と、映研の行事と共に物凄いハイペースでサンダルを履き潰している。その原因として自分の靴下嫌いがあるのだが、これは酷く迷惑をかける。
以前、素足にブーツという蛮行極まりない行為をした結果、座敷に納豆のような異臭が漂い、後輩に「ツシマさん、納豆食べてきました?」と聞かれたことがあり、以来冬にM川家に上がる際には、まず足を石鹸で洗うことが義務付けられた。
幸いにも冷え症とは無縁故、雪降る夜でもサンダルで歩くのだが、これはこれで「見てるこっちが寒い」と言われ、靴下嫌いはいずれ克服せねばならない課題なのだけれど、初夏の陽気は蒸篭の如く我が足を蒸らすのだ。そして不快指数が臨界点を突破したのが今日。ついに私はサンダルを買うことを決意した。そこそこオシャレをして。ハットとか被って。
恵比寿マスカッツ「スプリングホリデー」を聴きながらやって来たのは、札幌ステラプレイス5階にあるABCマート。幸いにして平日だったので、人はまばらだった。早速一番安いサンダル(それでも5000円近い!)を手に取り、店員さんを呼んでサイズがあるかを確認した。私は足が29センチなので、どこかで妥協を強いられることが多いのだが、すんなりあって迷わず購入。早速トイレで履き換え、グッバイ足の蒸れ!と思ったが、案の定サンダル擦れ。しかし「痛みに耐えてこそ何かを得られるはず」と奮起して歩いた。
そしたら、いいことがあった。偶然入った古本屋に、ドリアン・T・助川氏の名著「食べる-七通の手紙」が置いてあったのだ。もう絶版になっていて、探しても見つからなかった本との出会いに興奮した。他に、嶽本野ばら「ミシン2/カサコ」、中川越「文豪たちの手紙の奥義」、開高健「パニック・裸の王様」を購入。これからは足繁く通おう。
現在午前4時を回っております。それではまた例会で。

第三帝国の終わり(ツシマ)

祖母からの仕送りが入り、金銭的にも余裕が出来たので、「この天気だし、自転車直してもらって風になりますかな」などと馬鹿丸出しの独り言を言いながらアパートの自転車置場に行ってみると…
自転車がない…
チェーンが切れていたか、外れていたかしていたので盗まれるはずもないし、何より自転車の数が明らかに少なくなっている…
これはあれだ、廃品回収だな。
僕の自転車は名前をヒトラーと言う(愛称ヒッちゃん)。ホーマックで買った何てことのない普通のママチャリを、5~6時間かけミリタリーカラーに染め上げた自慢の自転車だった。パンクはしょっちゅうだったけど、その都度絆は深まった。再帰不能かと思われたホイールの歪みも乗り越えてきた。自転車屋さんの人に「もう乗り換えた方が安上がりだよ」と言われた時すら、ヒトラーを手放す事など考えもつかなかった。
何でもっと早く気付かなかったんだろう?何でもっと大切にしてあげなかったんだろう?こんな春の心地の良い日にヒトラーに乗って…緑や空や花が風に揺られて…どこまでも行けただろうに…口惜しくて仕方ない。
今日は酒を飲もうと思う。

札幌レレレのレ(ツシマ)

普段休日は滅多に街に出ない。今日もその予定だったのだが、コンビニで買った古谷実「僕といっしょ」が個人的にとてつもなく面白く、その次に書かれた「グリーンヒル」を探しに札幌市街地に出向いてみた。1000円を切るようだったら買うことに。
部屋着(ジャージ)にコートを羽織ってとぼとぼ歩いた。札幌駅で一旦タバコ休憩。若い可愛い女の子が人間の吹き溜まりのような喫煙所に入って来ると、なんか凹む。
やって来たのはジュンク堂近くのブックオフ。しかし「グリーンヒル」は2巻しかなく、続いてはまんだらけへ。ここにもなく、代わりに古泉智浩「フェイク」を購入。
北20条のブックオフに向かっている最中、荷台に怪しげな人間を載せたトラックに遭遇。よく見たら、引っ越し真っ最中、後輩のウジだった。お疲れ様。ここにもなく失意の内に帰宅。
小雨ぱらつく生憎の天気だったが、休日に出歩くのも悪くない。しかし金がいよいよ底をついてきた。コンドウ金融に頼んでみようかしら。