ピストルズ(阿部和重 講談社)
銀河鉄道の夜(宮沢憲治 新潮文庫)
すごい生き方(雨宮処凛 サンクチュアリ出版)
夜明けの街で(東野圭吾 角川書店)
ゴランノスポン(町田康 新潮社)
八日目の蝉(角田光代 中央公論新社)
重力ピエロ(伊坂幸太郎 新潮社)
フィッシュストーリー(伊坂幸太郎 新潮社)
アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎 東京創元社)
ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎 新潮社)
反哲学入門(木田元 新潮社)
蜘蛛の糸・杜子春(芥川龍之介
新潮文庫)
人魚の嘆き・魔術師(谷崎潤一郎 中公文庫)
田紳有楽・空気頭(藤枝静男 講談社文芸文庫)
雁・ヰタ セクスアリス(森鴎外 角川文庫)
家族八景(筒井康隆 新潮文庫)
ゴッドスター(古川日出男 新潮文庫)
蒼ざめた馬(ロープシン 岩波現代文庫)
未確認家族(戸梶圭太 新潮文庫)
夏と花火と私の死体(乙一 集英社文庫)
上海ベイビー(衛慧 文春文庫)
高野聖・眉かくしの霊(泉鏡花 岩波文庫)
スクールアタック・シンドローム(舞城王太郎 新潮文庫)
昨日(アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫)
人斬り以蔵(司馬遼太郎 新潮文庫)
晩年(太宰治 新潮文庫)
ディスコ探偵水曜日 上・中・下巻(舞城王太郎 新潮文庫)
百(色川武大 新潮文庫)
母の発達(笙野頼子 河出文庫)
木橋(永山則夫 河出文庫)
ブエノスアイレス午前零時(藤沢周 河出文庫)
酒気帯び車椅子(中島らも 集英社文庫)
アメリカひじき・火垂るの墓(野坂昭如 新潮文庫)
灘の男(車谷長吉 文春文庫)
1ヶ月以上実家にいて読んだ本はご覧の通り。計35冊…1日一冊ペースくらい。これに漫画を加えると、80冊くらい。以前に読んだ本も結構あるのですが、やっぱり藤枝静男の「田紳有楽・空気頭」が面白かった。「あんたら、何やってんの!?」感が大好き。新しく読んだのだと舞城王太郎の「ディスコ探偵水曜日」が凄かった。面白いという意味ではなくて、ただものすごいことをしているなぁ~という印象を受けた。
明日札幌に戻ります。よろしく。
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世界を殴れない(ツシマ)
映画を作る能力は、映画を創造する能力だけでは足りないなと。頭の中でイメージが出来上がっていても、それを形にするのは人を動かす力、つまり統率力があって初めて映画は出来るのではないかと。
僕はこの統率力が致命的なまでに欠けている。
自分が主役の映画が多いのも、最低限のスタッフしか使ってこなかったのも、統率力に自信が無かっただけなのかも知れない。
僕は人に嫌われるのを極端に恐れる傾向がある。悪口を叩かれると心臓が痛むほど気にするし、うっかり人を傷つければ自己嫌悪に浸る。
監督は嫌われるのが仕事だ。大勢のキャストやスタッフを拘束して、面白いかどうかも分からない自分の(或いは誰かの)妄想を形にしていく仕事だ。
知っている人もいるだろうが、僕は今回家族を使って映画を撮ろうと実家に帰って来た。でもほとんど進んでいない。少なくとも今は。
毎晩重いため息をしながら帰って来て、発泡酒を数本飲み、居間で眠り込む父。家事をこなしながら、不定期な勤務に追われている母。その母の硬い肩を揉んでいる時、ふと自分がやろうとしていることが恐ろしいものに思えてきた。
この日常を壊してしまうのが怖いと思った。思ってしまった。
自分一人に負荷がかかるならいい。喜んでやる。ただ仕事で疲れている父と母に僕のこのシナリオの負荷は重すぎる。大切なものを奪うし、心も傷つける。それを経て得るものもあるだろうが、有益である可能性は保証出来ない。
正直に言うと、映画を撮るのが怖い。実家では一度も出たことが無かった幻覚や幻聴が、この頃毎晩続いている。
もう構想段階の勢いはない。熱は冷めつつある。変な義務感や惰性で撮る作品が面白いとは思えない。
怖くて怖くて仕方がない。
東京2日目(ツシマ)
ブクロ(ツシマ)
フサガワ家(ツシマ)
羽田より(ツシマ)
俺はこれから東京に行く(ツシマ)
円山さん(ツシマ)
先週日曜、映研のメンバーと円山動物園に行った。以前の僕を知る人が見たら「ツシマも丸くなったな」と思うかもしれない。でもいいんだ、行きたかったんだもん、動物園。
メンバーは僕も含め6人。うち3人が女の子という素晴らしいシチュエーション。天気も非常に良く、行楽日和だったのよ。
動物園に行くにあたり、カメラを回してみた。夏に撮る予定の映画がドキュメンタリー風にしようと思っているので、その練習の意味を込め、ちゃんと映画としてお見せ出来るものにしようと。
全体のショットを撮ったりしていたので、なかなかみんなの輪の中に入れず、淋しい思いをしたけれど、なんとか形にはなった。今日の朝方、作品が完成した。チーム企画の完成披露の時にオマケ感覚で流してくれるとうれしいな、テヘ。
今回カメラを回して気づいたことは、僕は自己演出に長けているということ。自分の映画に必ず出演しているのは、無意識の内にそれが一番いいと感じていたのだろう。まあ、ナルシストと言えばそれまでか。
その点他人に対しての演出が甘い。はっきりいって下手だ。やっぱり普段人と会話しないのが起因している気がする。この点をしっかり留意しないと。
夏に撮る予定の映画はまだ構想の範疇を出ていないが、かなり面白いはずだ。目指せ、夕張!
チーム企画撮影総括(ツシマ)
サンダル買った(ツシマ)
先週行われたジンパの帰り道、サンダルが壊れた。思えば一昨年の忘年会で一足、去年の合宿の前日に一足、今年のジンパで一足と、映研の行事と共に物凄いハイペースでサンダルを履き潰している。その原因として自分の靴下嫌いがあるのだが、これは酷く迷惑をかける。
以前、素足にブーツという蛮行極まりない行為をした結果、座敷に納豆のような異臭が漂い、後輩に「ツシマさん、納豆食べてきました?」と聞かれたことがあり、以来冬にM川家に上がる際には、まず足を石鹸で洗うことが義務付けられた。
幸いにも冷え症とは無縁故、雪降る夜でもサンダルで歩くのだが、これはこれで「見てるこっちが寒い」と言われ、靴下嫌いはいずれ克服せねばならない課題なのだけれど、初夏の陽気は蒸篭の如く我が足を蒸らすのだ。そして不快指数が臨界点を突破したのが今日。ついに私はサンダルを買うことを決意した。そこそこオシャレをして。ハットとか被って。
恵比寿マスカッツ「スプリングホリデー」を聴きながらやって来たのは、札幌ステラプレイス5階にあるABCマート。幸いにして平日だったので、人はまばらだった。早速一番安いサンダル(それでも5000円近い!)を手に取り、店員さんを呼んでサイズがあるかを確認した。私は足が29センチなので、どこかで妥協を強いられることが多いのだが、すんなりあって迷わず購入。早速トイレで履き換え、グッバイ足の蒸れ!と思ったが、案の定サンダル擦れ。しかし「痛みに耐えてこそ何かを得られるはず」と奮起して歩いた。
そしたら、いいことがあった。偶然入った古本屋に、ドリアン・T・助川氏の名著「食べる-七通の手紙」が置いてあったのだ。もう絶版になっていて、探しても見つからなかった本との出会いに興奮した。他に、嶽本野ばら「ミシン2/カサコ」、中川越「文豪たちの手紙の奥義」、開高健「パニック・裸の王様」を購入。これからは足繁く通おう。
現在午前4時を回っております。それではまた例会で。