秋新歓ブログリレー #3

皆さんこんにちは。一年で会計の新田です。最近はめちゃくちゃ寒くなってきました。体調管理に気を付けてください。

さて、前の二人にならって僕も作品紹介したいと思います。僕からは映画「ウォーターシップダウンのうさぎたち」を紹介します。

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1978年公開のイギリスのアニメーション映画で、同名の児童文学が原作です。巣の崩壊の未来を予知したことで、ウサギたちが理想郷を目指して過酷な冒険の旅に出るというお話です。

よくある動物が主人公の児童文学と違う点が2つあります。一つ目が擬人化されておらずウサギたちは現実のウサギのような生態でそのまま描かれている点です。穴を掘って巣を作ったり、普通に四足歩行したりします。ピーターラビットとは全然違いますね。過酷な自然界の生存競争もデフォルメすることなく克明に描写されています。そのためグロテスクな場面もちらほらあります。(結構しっかりグロいとこグロい。)

もう一つが、先ほどの説明と矛盾するように感じるかもしれませんが、ウサギたちは独自の言語、独自の宗教、独自の社会制度をもつ知的生命体として描写されている点す。例えば言語としては、 エリル=ウサギの天敵たち(鳥や犬など)、フリス=太陽・神(ウサギたちは太陽を神として崇拝している)、アウスラ=巣の中での上流階級 などです。ウサギたちの持つ世界観・宗教観は冒頭で丁寧に描写されるので、何も前情報なしに見ても理解できます。

いかがだったでしょうか。僕もつい最近見たばかりなのですが非常に見ごたえがあって面白い映画でした。劇中歌の「Bright Eyes」はとてもきれいな曲なので聞いてみてください。

最後に、映画研究会では秋新歓をやっています。情報をtwitter(@hucinema)で発信していますので、是非チェックしてみてください!

 

秋新歓ブログリレー#2

皆さんこんにちは、一年の根岸です。対面活動が解禁されて間もないため、僕はまだ映研の活動にはあまり参加できていません。なので映研の活動紹介は他の人に譲り、ここではおすすめの映像作品を紹介したいと思います。

僕の紹介するおすすめ映像作品は、脚本家、吉田玲子さんがシナリオに携わっているアニメ作品です。

吉田玲子さんは、1994年、『ドラゴンボールZ』からアニメ脚本家としてのキャリアをスタートした大ベテランです。『猫の恩返し』や『けいおん!』、『聲(こえ)の形』といった数多くの人気作品の脚本を手掛け、現在でも第一線で活躍する脚本家として、アニメ界に不動の地位を築いています。

私が思う吉田玲子作品の魅力は、「キャラクターを立てることが非常にうまい」ということです。登場するキャラクターはどういった性格なのか、キャラクターの間でどのような関係性が構築されているのか、そういったキャラクターに関する情報が過不足なく、それでいて分かりやすく吉田玲子さんの脚本からは伝わってきます。

そんな吉田玲子さんの「キャラクターを立てる」脚本の中で、僕が最も素晴らしいと感じるのは、アニメ『ガールズ&パンツァー』の脚本です。

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『ガールズ&パンツァー』は、女子高生が学校対抗でチームを組み、戦車に乗って戦うというかなりぶっ飛んだ設定のアニメなのですが、それよりもぶっ飛んでいるのがその登場するキャラクターの多さです。主人公の所属する高校の戦車チームだけで37人、他の高校のも合わせれば優に50人以上ものキャラクターが『ガールズ&パンツァー』には登場します。

しかし、そんなキャラクターの多い『ガールズ&パンツァー』の脚本を、吉田玲子さんは華麗にまとめ上げています。

ただアニメを見ていくだけで、50人以上いるキャラクターの、名前は覚えられずとも、そのキャラクターが大体どんな人物か、どういう風に人と関わるのかといったことが分かってしまう。そんな「キャラクターを立てる」吉田玲子さんの脚本術には思わず平伏してしまいます。

先日、金曜ロードショーで話題となった『ヴァイオレットエヴァ―ガーデン』、現在劇場で絶賛公開中の『すみっコぐらし 青い月夜の魔法のコ』、そしてTVアニメ『ブルーピリオド』と、吉田玲子さんが脚本に携わる作品は枚挙に暇がありません。

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是非映画一本からでもよいので、魅力的なキャラクターが登場する吉田玲子ワールドに触れてみてください!

最後になりますが、映研では秋新歓が企画されています!まだ時期は未定なのですが、映研のtwitter(@hucinema)で随時情報発信していく予定ですので、興味のある方はチェックしてみてください!

秋新歓ブログリレー#1

皆さんこんにちは。この度代替わりで部長になりました、2年の古川です。秋新歓に向けて、また代替わりの告知もかねてブログリレーをすることにしました。これから一・二年が定期的に簡単な記事を投稿していきます。

初回は、簡単に映研の活動について触れておこうと思います。映研は、基本的には部員同士で脚本、役者、カメラ等分業して映画を撮ろう、というサークルです。これまではコロナの影響でほとんどそういう撮影はできませんでしたが、最近になって活動できるようになってきました。映画を作ってみたい方、映画に出てみたい方、そこまでじゃないけど映画好きな方、ちょうど撮影を再開しつつある時期なので、ぜひ。

映研のブログですから、映画紹介でもして終わろうと思います。今回僕が紹介するのが、「最後の決闘裁判(原題:The Last Duel)」です。ブレードランナーやエイリアンで有名なリドリースコット監督の作品で、決闘によって善悪を決める(神は正しいほうに味方するので、善い者が勝つ)という「決闘裁判」の、歴史上最後に行われたとされるものを描いた作品です。最後の決闘シーン182556_02の迫力は言わずもがなですが、それに至るまでも、「真実はどうなっているんだろう?」と気になって、退屈せずに見ることができました。映画館によってはまだ上映しているところもあると思うので、暇だったら観てみてください。

とても短くなってしまいましたが、以上で初回のブログリレーは終わろうと思います。時期は未定ですが秋新歓を行う予定があるので、「入り時を見失ったけどちょっと気になるな」って方は、映研のツイッターを覗いたりしてみてください。時期が決まり次第、告知します。