【新歓ブログリレー企画】雑文(番場)

楽しかった春休みもマジで終わりそう。そろそろ大学の授業が始まってしまいます。嫌だい嫌だい!午前中になんか起きたくないやい!

というわけで最近観た映画の感想でも。『ローン・サバイバー』。実話ベースの戦争もの。アフガンでタリバン退治に来たネイビーシールズがえらい目にあった「レッドウイング作戦」の映画化です。

痛い映画でした。主人公たち4人が200人のタリバンに囲まれて、岩山で退却戦をやるんです。タリバン側は地元だから移動速度が半端なく速いんですね。主人公側は普通に移動したら追いつかれる。どうやって追手を撒くかっつうと、10メートル位ある崖から飛び降りるんですよ。下は岩だし、足とか撃たれちゃってるから当然うまく着地できなくて、延々転がった後岩とか木とかに全身を強打して止まるんです。これを2度3度と繰り返す。痛すぎる。首から着地してる奴とかいました。スタントどうやったんだろ。あとこの映画、傷口をほじくったり、泥を埋め込んだりするシーンをいちいちアップで映してるので尚更痛そうなんですよ。まいったね。

そんなこと言いつつ全体としては面白かったです。恥ずかしながら僕は映画のベースになった「レッドウイング作戦」を全く知らなかったので、予想を裏切ってくる展開に終始「マジかよ…」ってなりっぱなしでした。ヘリが来ても助かんないんだよこの映画。実録映画のお約束、エンドロールに実際の写真を載っけるところもベタですけど感動しました。

この映画のエンドロールでかかる歌はデヴィッド・ボウイの「Heroes」でした。ボウイの歌は映画に採用される率がとっても高いような気がします。今年観た映画だけでも『ウォールフラワー』と『LIFE!』。でかかってました。前者は同じく「Heroes」、後者は「Space Oddity」。PVが超チープな『2001年』みたいで面白い。

https://www.youtube.com/watch?v=D67kmFzSh_o

いい歌です。

実はこの映画観に行った日にもう一本観たんです。『フルートベール駅で』。サンダンスで作品賞と観客賞獲ったこれも実話ベースの社会派ドラマ。今年観た中でもトップクラスに良かった。じゃあそっちの感想書けやって話ですがまあいいじゃん。眠いんです。とりあえず皆さん必見ですよ。おやすみなさい。

 

2014年度新歓情報

皆様こんにちは。北大映研の今年度新歓情報を掲載します。

4/11(金) 18:30~ 高等教育推進棟(教養棟)E218

4/16(水) 18:30~ 高等教育推進棟(教養棟)E218

4/25(金) 18:30~ 高等教育推進棟(教養棟)E218

以上の日程で3回行います。

内容としては映研作品の上映、サークル紹介の後食事会を予定しています。

場所がわからない方は教養棟の玄関フロアに看板と案山子が立っていますので、そこへ来てもらえれば部員が案内します。

興味があれば是非参加して下さい。待ってま~す。

追記 上映作品は以下の通りです。

4/11(金)

いーばーなー (2012 マエダセイヤ監督)

ヴァンパイア (2013 吉田啄馬監督)予告 http://vimeo.com/69695373

娘よ娘、どこへゆく (2011 マエダセイヤ監督)               予告 http://www.youtube.com/watch?v=CTFtQAsdvAc

4/16(水)

Hard To Say Goodbye (2013 小海祈監督)

自壊 (2007 對馬考哉監督)

4/25(金)

ごんきくち (2013 秋本香帆監督)

カーニバル (2010 マサル監督)                      予告 http://www.youtube.com/watch?v=0HG0aWtsR6g

【新歓ブログリレー企画】無題(番場)

おわかりですか。これが、なんだか。

 

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見ての通りグレープフルーツなんですけどね、フロリダからやって来た舶来の品です。美味しそうですねぇ。食べるために買ったんじゃないんだけどね。何のために買ったのかと言いますと、

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ナイフで刺す時の音を採録するためなんですね。

CM編集してたら殺傷シーンの音に迫力、それっぽさが欠けていることに気づいてしまったのです。普通ならネットやサンプリングCDから代わりになる音を探して使うんですが、自分で何かをぶっ刺して音を作ったらブログのネタになるかなと思ったんです。ネタが無いのです。

『サイコ』のシャワールームでの殺害シーン、ちょうどああいう感じの音が欲しいんです。あれにはメロンを刺す音が使われていたはず。メロン買ってくりゃいいんだよ。先日の血糊といい、ヒッチさんには頭が上がりません。で、スーパーにメロン買いに行ったんです。

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メロンなかった。愕然とした。仕方なく買って来たのはパイナップル、バナナ、グレープフルーツ、リンゴ、甘夏。5種類もあるんだから何かしっくりくるのがあるでしょう。1022円もしたんです。良いの録れなきゃ困るんだよ!

それではやっていきましょう。

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1番手はグレープフルーツです。フロリダ産。マイアミバイスを観て育ったのでしょうね。どんな音するのかな。

 

甲高ぇ。刺し方の問題かもしれませんが、ナイフと表皮との摩擦音が発生しちゃってます。これはちょっと使えない。

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2番手はバナナ。買った果物の中では一番柔らかいので、パンチのある音を出すのは難しいかな?まあいいや。刺せばわかるさ。

 

駄目だねぇこりゃ。刺すって言うより何かを引っ掻いてるように聞こえます。次行こう。

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はい甘夏。これは良い線いくと思ってるんです。皮が適度に硬いので。期待に応えてくれー!

 

ビッチョビチョ。果汁が鳴いている。使えない。

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4番手はリンゴ!なんかもう音が想像できますけどね。一応やっとくか。

 

人を刺したときに、「シャリ」って音がしたらどう思いますか?戸惑いますよね。僕もそうです。

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ラストはパイン。ラインナップ中、サイズが一番メロンっぽいのはこいつです。他の奴らはてんで駄目だ。頼むぞ。もうお前しかいないのだから。残機は0なのだから。

 

あ、今までで一番まともなのができた。実の下端かつ芯のあたりを狙うと良いみたいです。欲を言えばもう少し太い音であればいいのですが。裏側を刺してみたらどうなるでしょうか?

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良いですね!「質量の大きなものに刃物を突き立ててる」感があります!2発目なんかは特に良い!これは決まったな。これしか無ぇ。

ということで、CMにはパイナップルの音を使ってみようと思います。録音に使用した果物は全て番場が食べました。誠に美味でござんした。ごちそうさまでした。おやすみなさい。

【新歓ブログリレー企画】SATSUEI(番場)

こんにちは。火曜Blog担当番場でございます。

本当は今日、先日撮影した映研新歓CMの編集作業を行って、その様子を記事に書くつもりだったのですが、今日も今日とて13時に起床、いろんなものに対するやる気が敷布団にすっかり吸収されてしまったので、撮りためた写真を交えながら撮影の様子を書いていこうと思います。

3月14日。ホワイトデーに僕たちは映研の部室でこんなことをやっておりました。

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CM撮影です。

CMといっても普段撮る映画と大した違いはありませんで、

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上の絵コンテを元にして

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このように印をつけた部分にカメラの三脚を立てて

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カメラを覗いて最終的な構図を決めていきます。

もちろん撮影に必要なのはカメラだけじゃありません。役者に音声担当、カチンコ担当など、小規模の撮影でも人数は最低5人ぐらいになるため、室内での撮影となると

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こんな風にゴミゴミした感じになります。スタッフはカメラに写ってはいけませんからね。端に寄らないといかんのです。時にはカメラを避けるために無理な姿勢をとったりします。

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それぞれのカットは絵コンテの順序通りに撮っていくわけではなくて、同じカメラの位置で撮るカットは順序関係なしにやっちゃいます。特に今回は血糊使う前と使った後の事も考えないといけないので面倒でした。

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血糊塗っちゃうと

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塗る前のシーンはやり直しできませんからね。

今回のCM、ナイフでの殺傷シーンがあるんですが、実際に刺すわけにはいきませんよね。でも刺した箇所には血糊が付着して欲しい。どうやって撮ろうかなって考えあぐねた結果こんな感じにしました。

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100均で買ってきましたマジックナイフ(刃が引っ込むパーティーグッズ)。これ、引っ込んだ刃を収めるために柄が空洞になってるんですね。で、その柄をカッターでパカっと2つに割ります。

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割れましたね。そして中の空洞に血糊を仕込んでおくと、刺した時に引っ込んだ刃の体積分の血糊がドロっと出てくるっつう寸法です。安直ぅ。上手く行ったかどうかはCMを見てのお楽しみです。来週には上げる予定ですので。

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撮影終了直後。チョコ血糊まみれの池田を囲む会。全部合わせて40テイクちょい撮って正味4時間で終了。早めに終わりましたね。準備した甲斐があった。

長くなっちゃった。写真使いすぎた。撮影について書こうとすると書きたいこと多すぎて全然まとまりませんね。みんなで映画撮るの楽しいですよ。映画撮影に興味ある方は是非。興味ない方も是非。寛容さが売りの北大映研新歓にお越し下さい。それではまた。

 

2013年ベスト10(バンバ版)

おはようございます。年の瀬が迫ってきました。嗚呼。

今年はもう映画館に行かないので、僕なりに今年の映画ベスト10を作りました。

1 セデック・バレ 濃密すぎる4時間半に脳天ぶっ飛ばされた。

2 プッシャー3部作 ダメ人間の一瞬の表情を映すのが巧すぎる。暴力描写も最高。

3 凶悪 今年一番怖かった映画。「ぶっこむ」というキラーフレーズも炸裂。

4 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ テイストの違う三部構成の全部が素晴らしい出来。器用。

5 クロニクル デイン・デハーンの如何ともし難いボンクラさが良かった。

6 ゼロ・グラビティ 映画館で映画じゃないものをやるなんて反則じゃないのか。

7 きっと、うまくいく ベタは素晴らしい。

8 モラトリアムたま子 自分の浪人時代を思い出してニヤニヤしながら観た。

9 ベルリンファイル ハリウッドと比べても全く遜色ないアクション。羨ましい。

10 メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー メタリカのライブをIMAXの音響で体感するという至福。

以上です。ちょっと血腥いですが悪しからず。冬休みや春休みに是非DVD借りて観ていただきたい逸品ばかりです。

今年は他にも面白い映画がたくさんありました。ジャンゴとか悪いやつらとか。ライフ・オブ・パイなんかも今年でしたね。

来年も面白い映画がいっぱい公開されるはずです。スコセッシ、ポン・ジュノ、エドガー・ライトの新作がやってきます。とりあえず正月映画は武器人間に決めました。みなさん良いお年を。