春新歓ブログリレー⑭「新陳代謝促進」

こんばんは!1年の寺西こと絶望感です!初めに書きますがタイトルは適当です。

さて、今回も映画続きの話題から息抜き枠で全然違うこと書こうかなと思ってるんですが、いかんせんネタが思いつかないんですな。なんでこの仕事引き受けちゃったんだろ。

もうトマトソースパスタの作り方でいいや。父親から教わりました。

主な材料はリングイネ100g(足りないなら増やしてもOK、スパゲッティでもいいけど多分リングイネの方がおいしいよ)、にんにく1片、ベーコン2枚くらい、ホールのトマト缶、など。あとは作り方の中で載ってるからそれを見て。

1.まず鍋に2L以上の水を入れて火にかけます。

2.湯が沸くまでの間に、にんにくを剥いてみじん切りにします。時間かかるからこれが終わってから火つけてもいいかも。

IMG_8385

3.ベーコンを2~3ミリ幅に切ります。

IMG_8389

4.フライパンに刻んだにんにくとオリーブオイルを入れて、にんにくに色が付き始めるまで炒めます。

IMG_8395

5.ちょっと色がついてきたらベーコンを加えます。

IMG_8397

6.そろそろ沸騰してくる頃なので、塩を小さじで山盛り3杯入れて、リングイネを茹でます。ここからは菜箸で時々混ぜながらやります。ディチェコのリングイネだと茹で時間は11分くらいが丁度。

IMG_8393

IMG_8392

大体このくらいで1杯

7.ベーコンから脂が出てきたな~ってなったらホールトマト缶を1缶分加えて、ヘラで潰します。

IMG_8405IMG_8408

勿体ないので缶にちょっと水入れて、中についたトマトも入れる。

8.潰れたらコショウ、オレガノ、鷹の爪を入れて、砂糖を小さじ1杯よりちょっと少な目に入れます。もっと酸味が欲しい人はケッパーを入れると良し。

(写真撮り忘れた)

9.混ぜます。

IMG_8413

これで3人分なので、2/3くらいタッパーに移して保存しておこう。

10.そうこうしてる内に茹で上がるので湯きりしてフライパンにぶち込みます。

IMG_8416

11.ソースがいい感じに絡んだらお皿に盛りつけて完成!

IMG_8419

写真撮るのヘタクソか!

慣れれば死んだ目で作れるようになるくらい簡単だあよ。割と雑な説明だから、分かんないところあったら映研に入部して直接聞いてね!

春新歓ブログリレー⑬「実際の制作について」

こんにちは。立浪です。僕の第2回目の記事は映研の映画制作についてお話しようと思います。

ここでは毎年行っている「チーム制作」の場合について説明します。例年春に新しく入部した新入部員の方たちが一番最初に参加する映画制作はこれになると思います。

ーー以下は現在一般的な北大映研のスタイルです。ーー

 

僕達が映画を創る場合、まず映画を創りたい!と思った人が部員たちに声をかけてチームを創ります。

チームにはスタッフとして参加する人とキャストとして参加する人がいます。

スタッフには監督・助監督・カメラ・音声(録音)・照明・照明などの役割があり、各人それぞれが自分の役割があたります。既存の部員はそれまでの経験も踏まえつつ役割を決めたりしますが、新入生の場合は本人の希望やなければ適当にあてられます。

スタッフのそれぞれの役割について詳しく説明します。

・監督

監督は制作全体の指揮を執るポジションです。僕達の場合、企画や脚本を作った人がそのまま監督をやることが多いです。作品のテーマなどを考えて、そのためにどういった映像をつくるのかを考えます。絵コンテやキャストの演技・後に説明する編集作業をする場にも居てチーム全体の方向性を決めます。カメラで撮影した映像や録音した音声をチェックして最終的なOKを決定します。

・助監督

助監督はよく監督の補佐をするのが仕事と言われます。それはまあまああっていると思います。撮影をどのように進めるか考えるのが監督の仕事ならそれをどう実現させるのか考えるのが助監督の仕事といったところでしょうか。監督が決めた撮影したい内容に沿ってキャストの予定を調整してもらったりしながらどどのような日程で撮影するかを決めたり、必要なら撮影場所の許可を取りに行ったり、撮影場所のレンタルの予約をしたりするのが仕事です。また、監督の意志・意図を理解するのも重要な仕事です。監督の相談相手となって(結構踏み込んだ)意見を言ったりします。(僕はこれが一番助監督に要求したいことです。)監督と本音で話し合える中であることが重要かもしれません。

・カメラ

カメラは監督が描いた絵コンテを元にしながらその画を実現するためにカメラの調整したり動かしたりします。映画を見たときに映像が持つ情報量は多いですから、カメラの人がうまくできたかどうかは映像が与える印象を大きく左右しがちです。

・音声(録音)

音声は撮影現場でマイクやレコーダー(マイクで拾った音を記録するもの)を持ち、キャストの声や周囲の音を録音します。マイクが難しいのはノイズを少なく、また録りたい音を大きくすることです。使っているマイクは指向性(マイクが向いている方向の音をよく拾う)のものですから少しマイクの位置や方向が違うと録音できる音がぜんぜん違うものになってしまいます。

・照明

照明は監督が撮りたいと思った映像を実現するために照明機材を使って明るさを確保したり陰影を調節する役割です。カメラで撮影した映像は原理上、人間が目で見た像よりも暗くなってしまうので、それを踏まえて明るくする必要があるわけです。また、演出として陰影を作る場合もあり、監督の意図によって陰影を強調・または弱めることでその意図をより伝えやすくすることもします。

・編集

編集は撮影後、PC上で映像や音声といった素材をつなぎ合わせたり、加工してひとつの作品として完成させる役割です。昨今僕達の制作における編集の役割は増えていて、映像をつなぎ合わせるだけでなく、音声の人が録音した音のノイズを減らす処理をしたり、カメラの人が撮影した映像の色味を調整すること(カラーグレーディングと言います)もやるようになりました。

 

軽く説明するとこんな感じでしょうか。もしこの記事を読んでいるかたで映画制作をするやる気がちょっとあるよっていう方はこれらの役割の内からどれをやってみたいか考えてみると良いかもしれません。基本的にみんな経験のない状態からスタートしますのでなんとなくで選んでいいと思います。また、僕達の制作ではこういった役割はあるもののお互いに他の役割の人を手伝いながらやっています。

 

今回は以上です!みなさんももし興味が湧けば映画を作ってみるのも良いんじゃないでしょうか?

春新歓にむけて

こんにちは。善本です。ここ数日暖かいですね。これはブログリレーではなくて報告になります。

最近は春新歓に向けて準備もしています。春の新歓シーズンは新入生の皆さんに部活やサークルのアピールをする、最初で最大の機会ではないでしょうか。われわれ北大映研も春新歓に向けて燃えています。

今日は部室に集まって新歓に使う看板などを作っていました。去年までのものを修復したり新しく作ったりしましたよ。

KIMG1957


 

 

 

 

新入生の皆さん、入学した際には是非チェックしてみてください。お待ちしております。

それでは。

1488460416459

 

春新歓ブログリレー⑫「好きな映画2」

こんにちは。1年の善本です。

もう3月になってしまいました。昨日は映画の日でしたね。春休みに入ってしまうと曜日の感覚が薄れてしまって、今日が担当なのを忘れかけていました。すいません。

今回も前回同様映画の紹介をしたいと思います。今回は好きな映画というより観て欲しい映画になります。

「シャイン

1996年のオーストラリアの映画です。監督はスコット・ヒックス、主演はジェフリー・ラッシュ。実在するピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットを題材にした映画です。クラシック好きの方は知っているかもしれませんね。

オーストラリアの田舎で独裁的な父親のもとで育った天才ピアノ少年がデヴィッド・ヘルフゴットです。彼は勘当されるようにして親元を離れ難しい名曲を弾きこなすと同時に精神を病んでしまいますが…という内容です。やはりどこまでがネタバレになるのかよくわからないので詳しくは書きません。

この映画の見所は演奏とジェフリー・ラッシュの演技ではないでしょうか。演奏はとにかく凄いです。デヴィッド・ヘルフゴットが弾いています。手だけのカットはヘルフゴット本人だそうです。音楽映画で肝心の音楽がぼかされる物もありますが、これは音楽をぼかしたりしてなくて好印象でした。ジェフリー・ラッシュの演技も凄かったと思います。完全に頭がおかしくなっちゃったヤバい人でした。感動しました。

見所には挙げていませんでしたが演出も良かったと思います。観てる側にも負荷をかけて、うまいことあの世界に引きずりこまれてしまいます。オーストラリアの田舎の風景も綺麗で好きです。

綺麗な映画っていいですね。

ではまた来週。

春新歓ブログリレー⑪「映画の奇跡」

こんにちは。笹木です。僕も同じく一週間がこれほど早く感じられるのは、春休みで授業がないからです。日々をのうのうと過ごすことの怖ろしさたるや。

先日アカデミー賞が発表されましたが、やっぱり反トランプの意思表示が散見される年になったみたいです。イラン映画がアカデミー外国語映画賞を受賞したのも、助演男優・女優賞が黒人だったのも。短編ドキュメンタリー賞もシリアの映画だったわけです。政治色を見る必要のない映画祭が望ましいところと思いますが。それにしても、『ムーンライト』の作品賞受賞はめでたい。同郷出身の監督と脚本家の出会いが生んだ奇跡の映画みたいです。映像、カラーリングが凄いっていうので今から見るのが楽しみです。

前談長くなりましたが、今回は前回より更に個人的な興味の話を書きます。その名も「映画の奇跡」。これは僕が自分なりに映画が面白いと思っているところの一つで、私たちの現実と地続きになっているメディアだからこそだと思います。

①偶然性
またもや濱口竜介の話になってしまうのですが、彼の映画『PASSION』の終盤で工場前で男が女に愛を告白するシーンがあります。これはワンシーンワンカットの5分近くある長回しなのですが、フラれる際に画面横から2人の背後をトラックが通過するという瞬間が訪れるのです。これを見たときは思わず舌を巻いてしまいました。因みに、意図的ではないそうです。
ある意味この偶然性なるものを無理やり撮ろうとした作品に白石晃士の『ある優しき殺人者の記録』という擬似ワンカットの映画があります。フェイクドキュメンタリーはみな、そういう感じのジャンルと言えますね。無茶苦茶な内容でしたが、なかなか面白かったです。
要するに、「カメラが偶然捉えてしまった」というところ。意味のない偶然性には興味はありませんが。

maxresdefault

②二度とない瞬間を捉える
ドキュメンタリーというのはまさにこの性質と、リアルさを両輪に成り立っているものだと思います。これについては去年札幌公開の映画で『シチズンフォー スノーデンの暴露』というオスカーをとったドキュメンタリー映画がありまして、その内容はNSA(アメリカ国家安全保障局)による世界規模の通信傍受の事実を告発したエドワードスノーデンに告発前から密着するというものでした。去年もパナマ文書の流出みたいなのがありましたが、この告発も内容が内容なので全世界に衝撃を与えることになりまして、インターネットの世界ではHTTPSなどの暗号化通信が普及した原因にもなりました

要するに、歴史的な、特別な事実を捉えたところに面白さがあるということです。たまにテレビの生中継でもあるような、これぞ奇跡だと思うんですが。

og_tw

③時の経過を記録する
好きな監督の映画で『6才のボクが、大人になるまで。』というのがありまして、題名通り主人公が6才から大学生くらいになるまでの成長を描いた映画なのですが、驚いたことにそれを演じる役者は一人。12年間同じ役者で撮り続けた映画という訳で、前例のない試みをしています。まさに、現実には再現不可能な時の経過という表現をフィクションで成し得た数少ない映画だと思います。これぞまた奇跡。

20151007001218d57

そして、最後については驚きの話題がありまして、ロバートロドリゲス監督の『100 years』という恐ろしい映画が現在製作中。もしや?と思った方、全くその通りで「100年後に公開」の映画なのです。1本のデカンタが出来上がるまでの過程を描いた映画ということですが、それまでに監督のロバートロドリゲスは死んでるし、私たちも見ることができないだろうし…つまりはこれ、見ることができたあなたはまさに奇跡の目撃者となり得る訳です。

ということで少し雑になった感じも否めませんが以上です。奇跡を演出できたら幸せですね。

image1