春新歓ブログリレー㉙「各媒体で描かれる物語の特徴に関する考察」

どうも、絶望感です。
最近ブログリレーも途切れ気味ですし、そろそろ最終回でいいんじゃないかと思い始めています。
さて、今回はタイトルも適当ではありません。いや適当かも。まあ今まで映研のブログリレーとは思えないような記事しか書いてませんでしたし、せめて最終回ぐらい(勝手に決めるな)真面目なのを書こうかと思ったのです。
タイトルにもあります通り、今回はフィクション、まあノンフィクションでもいいんですが、何か話を表現しようとするときに、どんな媒体を用いるとどういう特徴があるのか、ということについて自分なりに意見をまとめてみました。
記事の最後にも書きましたが、私自身整理しきれていない部分もあるため、疑問に思うようなところも多くあると思います。何か意見等ございましたら、一番下のメールアドレスまでどうぞ。
長文注意です。 続きを読む

春新歓ブログリレー㉑「机上の楼閣」

最近のブログリレーサボり気味の流れに乗りたかった絶望感です。初めに書きますがタイトルは適当です。

さて今回は音楽の趣味の話でもしようかと思います。

私は元々音楽に全然興味なかったんですけど、中学三年の時に見た「妄想代理人」というTVアニメのOPの、「夢の島思念公園」という曲に夢中になりまして、そこから平沢進のファン、俗に言う「馬の骨」になりました…

誰が興味あんねん!

中三で馬の骨になった話誰が興味あんねん!

このネタ言っても意外と通じないんですね。ヤナギブソンってそんなに浸透してなかったっけな。ザ・プラン9の芸人さんです。メンバーにはR-1優勝経験もある浅越ゴエもいますよ。

R-1といえば今年はR-1からブレイクの兆しを見せる芸人さんが多いですね。元を辿ればガキ使でアキラ100%とサンシャイン池崎が活躍していたところからかな?もっと言えばサンシャイン池崎はお笑い向上委員会からですけど。モニター横芸人もみやぞんがCMに出演したりと、ガキ使新年会みたいなポジションになりつつありますね。

個人的には三福エンターテイメントが好きでした。何が面白いって今田のツッコミ。「ただもんのくせにただもんやないオーラ出すな!」ってやつ。大体この頃「ローグ・ワン」公開されたくらいでしたっけ。

SWは熱心なファンが多いのであんまり言うと痛い目見そうなんですが、ローグワンは個人的にはちょっといまいち…誰かは伏せますけど、あの人が凄い只者でないオーラ出てたのに大した活躍してなかったのを見て「ただもんの癖にただもんやないオーラ出すな!」とか思ってました。

SWは世代もあってかエピソード1から3が好きですね。でもちょっとツッコみたいところもあって。オビ=ワンはアタルっていう防御的なライトセーバーの型の使い手らしいんですけど、その構えが、ライトセーバーを後ろに引いて左手を前に突き出すポーズなんですよ。本当に防御的なのか?前とか結構がら空きじゃね?とか思ってしまいます。

あとアナキンは逆にドジェム・ソ(又はシエン)っていう攻撃的な型の使い手らしいんですが、2人は師弟関係なのになんでライトセーバーの型が全く違うんだろうか。普通弟子なら師匠と同じ型になるんじゃねーの?何を学んでるんだとか、思ってしまいます。

予防線張りますが私は熱心なファンではないので、何か理由づけがあるなら冷静に教えてください。ダース・モールカッコいいです。

幼稚園、新聞紙を丸めてチャンバラするのが流行っていた頃、小さい頃の私は丸めた新聞紙の片方を赤色の、もう片方を黄色のビニルテープで巻き、ダースモールみたいに両刀にして遊んでました。その時頭の中で架空の設定があったようで、母親に自慢げに喋っていたらしいです。曰く赤い方は「ほのおのけん」だったそうな。じゃあ黄色い方は?と母親が聞いたところ、「こっちはからし」…(・_・`)?

どうもからしの辛さで相手を苦しめるのだそうな。なんじゃそりゃ。

からしは今も苦手です。ワサビはまぁ上に乗ってたら食べる程度。薬味皿にあるだけなら取らない。そんなお子ちゃま舌です。

誰が興味あんねん!

そろそろ締めようかな。というわけで「私の音楽の趣味」の話でした。

春新歓ブログリレー⑭「新陳代謝促進」

こんばんは!1年の寺西こと絶望感です!初めに書きますがタイトルは適当です。

さて、今回も映画続きの話題から息抜き枠で全然違うこと書こうかなと思ってるんですが、いかんせんネタが思いつかないんですな。なんでこの仕事引き受けちゃったんだろ。

もうトマトソースパスタの作り方でいいや。父親から教わりました。

主な材料はリングイネ100g(足りないなら増やしてもOK、スパゲッティでもいいけど多分リングイネの方がおいしいよ)、にんにく1片、ベーコン2枚くらい、ホールのトマト缶、など。あとは作り方の中で載ってるからそれを見て。

1.まず鍋に2L以上の水を入れて火にかけます。

2.湯が沸くまでの間に、にんにくを剥いてみじん切りにします。時間かかるからこれが終わってから火つけてもいいかも。

IMG_8385

3.ベーコンを2~3ミリ幅に切ります。

IMG_8389

4.フライパンに刻んだにんにくとオリーブオイルを入れて、にんにくに色が付き始めるまで炒めます。

IMG_8395

5.ちょっと色がついてきたらベーコンを加えます。

IMG_8397

6.そろそろ沸騰してくる頃なので、塩を小さじで山盛り3杯入れて、リングイネを茹でます。ここからは菜箸で時々混ぜながらやります。ディチェコのリングイネだと茹で時間は11分くらいが丁度。

IMG_8393

IMG_8392

大体このくらいで1杯

7.ベーコンから脂が出てきたな~ってなったらホールトマト缶を1缶分加えて、ヘラで潰します。

IMG_8405IMG_8408

勿体ないので缶にちょっと水入れて、中についたトマトも入れる。

8.潰れたらコショウ、オレガノ、鷹の爪を入れて、砂糖を小さじ1杯よりちょっと少な目に入れます。もっと酸味が欲しい人はケッパーを入れると良し。

(写真撮り忘れた)

9.混ぜます。

IMG_8413

これで3人分なので、2/3くらいタッパーに移して保存しておこう。

10.そうこうしてる内に茹で上がるので湯きりしてフライパンにぶち込みます。

IMG_8416

11.ソースがいい感じに絡んだらお皿に盛りつけて完成!

IMG_8419

写真撮るのヘタクソか!

慣れれば死んだ目で作れるようになるくらい簡単だあよ。割と雑な説明だから、分かんないところあったら映研に入部して直接聞いてね!

春新歓ブログリレー⑦ 「サルミアッキ」

初めまして。順番が回ってきたので書きます1年の寺西こと絶望感です。初めに言いますがタイトルは適当です。

渡されたバトンを見てみるとなんだか映画の話ばっかり続いてますね。まあ映画研究会なので当たり前なんですけれども。

しかしここには沢山の人がいます。そんなに映画を見てない人もいます(たとえば自分)。

現に今書く内容なあんにも思いついておりません。

んー、好きな本の話でもしましょうか。

私の好きな本に「家畜人ヤプー」というのがあります。

この本は覆面作家・沼正三によって執筆され、「奇譚クラブ」という雑誌にて連載された小説です。あまりに強烈な内容から『奇書』の類として扱われることもあります。あらすじは196X年、日本人留学生の瀬部麟一郎とその婚約者であるドイツ人のクララは、不慮の事故から不時着した西暦3970年の未来帝国EHS(イース)人ポーリーンの勘違いによって彼女の故郷であるイース帝国へと連れていかれてしまう。そこは白人至上主義の世界で、黒人は奴隷として酷使され、黄色人種である日本人は「ヤプー」と呼ばれる家畜(畜人)であり、未来の発展した科学技術によって愛玩動物から生体家具(生きた家具)、果ては消耗品などに使用される「モノ」として扱われるのであった。幸い白人であったためにクララは丁寧にもてなされたのだが、日本人であった麟一郎はヤプーとして過ごす運命となってしまう…というもの。

なんといっても面白いのはこのヤプーの扱われようです。思わず笑ってしまう(人によっては吐き気を催す?)ほどにひどい扱いを受けるのです。しかもただコケにされるだけではありません。イース帝国では洗脳教育により、ヤプーはそのように家具としてイース人に使役する日々を送ることがこの上ない幸せで感じられるようになっており、自らその運命を受け入れているのです。誰もこの関係に異を唱えない。イース人側はこの「便利な生活用品」を用いるのが普通であり、ヤプーはイース人の道具となり果てることが当たり前なのです。連載された雑誌のことも考えると、これは究極のマゾヒズムといえるでしょう。

また関心すべきは、これらヤプーがどのようにして使役しているのか。それが詳細に描かれているのです。技術の面は勿論のこと、ヤプー使役の過程で生まれた文化、法律、派生言語、(若干こじつけの印象も感じますが)タイムマシンによる過去の日本への影響など、この作り込みには脱帽します。

例えば、ヤプーの中には「子宮畜(ヤプム)」というのがいます。これはイース人の女性が妊娠した際に胎盤をヤプーの雌(ここが「女性」と書かれないのも注目!)に移植し、代わりに胎児を育てさせるのです。しかし、ヤプーからイース人が産まれるのは好まれないため、帝王切開によって子供が産まれます。このため選ばれるヤプーは難産型が好まれ、なおかつ処女でなければならないそうです。そしてこのヤプムは原産国である「邪蛮(jaban)」からの厳しい検査によって選出されます。合格したヤプーは国民にとっての憧れであり、それらは「お袋様」(「子宮」の意で「袋」)であったり、「聖母様(マリア)」(神であるのイース人の子を処女受胎するため)と呼ばれるのです。ちなみに「ヤプム(yapomb)」とは「ヤプー(yapoo)」と「子宮(womb)」から生まれた言葉だそうです。

また、原球面(過去の地球)へ旅行にいったイース人が水中を移動する際に用いる乗り物に「両棲畜人(アンフィビ・ヤプー)」というのがあります。これはヤプー育種学によって海中では人工鰓で、陸上では全身の皮膚呼吸で生きていけるように品種改良されたヤプーです。背中に小型の原子力ジェットを積み、頭部に跨って移動します。跨りやすいように顎の方が細くなるように削られるため頭部は逆三角形の形をしています。この両棲畜人を生み出すまでに様々な試作品が作られており、それぞれバージョン毎にアルファ、ベータ、ガンマ…と名称が付けられたのですが、最終的に広く普及したのはこの「カッパ」タイプでした。これが原球面で原始ヤプーに目撃されたことで、河童の伝説は生まれたのでした。

いかがでしょうか。これでも簡単な説明にした方です。これだけ緻密に作られた説明(やっぱりこじつけ?)が次から次へと現れるのです。それがこの「家畜人ヤプー」の魅力のひとつでもあるのですが、読みにくさの原因でもあります。この流れ込んでくる洪水のような情報の波に飲まれつつも、その中にある圧倒的なマゾヒズムを感じ取ってみてください。きっとこの小説の虜となるでしょう。

どうでもよいですがどうも私は読みにくい系の小説が好きみたいですね。「虚人たち」とか「道化師の蝶」とか好きですし。

というわけで、映画を全然見ていなくても別に問題ないですよ!という話でした。そうだったっけ?