どうもこんにちは。例会に顔を出さなすぎてそろそ居場所がなくなってきたア法学斗です。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、いかがお過ごしでしょうか。私はやることがなかったので愛車で四国へお遍路に行ってました。しんどすぎて29番までしか巡拝してませんが、なかなか良い経験になりました。
さて、無駄話はこれぐらいにしないと怒られるので本題の「新入生へのアドバイス」ですが、毎年言っているような気がしますが「とりあえずどこかのコミュニティには入りましょう」ということに尽きます。部活でもサークルでもカルトでなければ何でも構いません。大学でのソロプレーは危険です。簡単に単位を落とします。他学部の友人しかできなくてもそれはそれで最悪大丈夫です。さまざまな情報を見聞きすることが重要です。どこかの団体には所属しましょう。
では、新入生におすすめの一本ですが、こんなご時世なので
「ブルー・クリスマス」
をご紹介します。岡本喜八監督のSF作品です。最大の特徴はSF映画なのに特撮が一切ないというところでしょうか、非常に地味な作品です。だから公開時は売れなかったのですが、今この日本に訴えかけるような部分があります。
ストーリーとしては、UFOの目撃が相次ぐ中でUFOを目撃した人々の血が青く変質し、その事実に気づいた主人公の仲代達矢がその情報を世界にしようとするのだが……といった本当に地味で政治的な話です。で、その「青い血」の扱いが現在のコロナ罹患者に近いものがあるのではないでしょうか。劇中で 「青い血」は「今後危険になる“かも”しれない存在」として、治療方法が確立しないために全ての人権が「否定」されます。人として扱われないわけですね。人間が異質な存在に対して抱く恐怖を巧く表現しています。政府の描き方など、喜八らしさ、倉本らしさがよく出ています。メディアの動き方などは現在のマスコミそっくりです。大変面白いのでぜひ一度見てみてはいかがでしょうか。北大北図書館メディアルームにあります。北大生は活用しましょう。
それでは、特に需要はないと思うのでこのあたりで締めたいと思います。新入生のみなさま、新歓で会えることを心待ちにしています。ぜひ来てくださいね。