2014年新作ベスト(西浦)

2014年の話題になった映画も大体見たのでやっとベストを公開できます。では早速一位から十位です。


1位 グランド・ブタペスト・ホテル(ウェス・アンダーソン)
2位 セインツ-約束の果て-(デヴィッド・ロウリー)
3位 アクト・オブ・キリング(ジョシュア・オッペンハイマー 、クリスティーヌ・シン)
4位 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(アレクサンダー・ペイン)
5位 ウルフ・オブ・ウォールストリート(マーティン・スコセッシ)
6位 ブルージャスミン(ウディ・アレン)
7位 戦慄怪奇ファイルコワすぎ! 史上最恐の劇場版(白石晃士)
8位 ゴーン・ガール(デヴィッド・フィンチャー)
9位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(ジェームズ・ガン)                    10位 罪の手ざわり(ジャ・ジャンクー)


 

アメリカ映画ばかりでごめんなさい。でも札幌だとヨーロッパ映画も中国映画もイラン映画もあんまり見れないんですよ。2014年新作は100本ほど見ました。ワン・ビンの収容病棟やロウ・イエの最近の作品とアンゲロプロスの遺作が見たかったのですが、DVDのリリース待ちです。

最近は映画の趣味が変わってきて昔の名画ばっかり見ています。
1,2位はこんな力強い映画がまだ撮れるんだなあと感心したんで選びました。
3位は当然でしょう。命がけの映画です。評価するしかないでしょう。
4位はランキング入れるか迷ったんですよ。どこか作為的だなと感じますし、見る人のそのときどきの立場で評価も変わりそうですから。でも2014年では一番繰り返し見ちゃった映画です。先のわからぬ大学3年生のときに映画館で見たんだと心のノートに刻んでおきたいんで高順位にしておきます。
5位はこれは評価が別れますよね。でも僕はアメリカ映画のこういう馬鹿馬鹿しさが好きなんで勇気を出してベスト10に入れました。スコセッシが嫌いな人は「グランド・ブタペスト・ホテル」を一位にしておけばいい。私はどっちも好きなんです。悪いか。
6位以下はエンターテイメントとしての映画の楽しさをそのまま順位にしました。
7位は「コワすぎ! 」シリーズ全体を含めての評価としています。
私は白石監督はアメリカの超一線級の娯楽映画に対抗できると本気で思っているのです。
次点10作品です。

「パズル」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」「新しき世界」
「そこのみにて光り輝く」「her」「熱波」「ジャージー・ボーイズ」
「グレート・ビューティ 追憶のローマ」「LEGOムービー」「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」


皆さん見ていないだろうけど「パズル」はすごいホラー映画なんですよ。「コワすぎ!」をいれちゃったから外しましたけど。「先生を流産させる会」の 内藤 瑛亮監督はさすがです。怖いよ。

「グレート・ビューティ」には今はなきイタリア映画への執着を感じます。真面目と不真面目をゆらゆらしています。イタリア人は何をするにしてもおっしゃれと思うのは日本人だからでしょうか。でもそういうこっちゃないんだよ、と老作家はいうのでした。日本語タイトル、なんで英語にするのかなあ。パオロ・ソレンティーノ監督に注目です。

2014年の話題作で見れてないものは
邦画は「野のなななのか」「0.5ミリ」「ほとりの朔子」「海を感じるとき」「私の男」「水の声をきく」
「劇場版 テレクラキャノンボール2013」「福福荘の福ちゃん」など
洋画は「複製された男」「ホドロフスキーのDUNE」「リアリティのダンス」
「ニンフォマニアックVol.1,2」『フランシス・ハ」「毛皮のヴィーナス」「天才スピヴェット」
「ショート・ターム」「イコライザー」「フューリー」など

ベストテンの映画についてはまた詳しくブログで感想書いて生きます。

西浦直人

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