「道化してるぜ!」レビュー(池田)

道化してるぜ!(原題:Stitches)

 

 

予告編

2012年アイルランド

監督:コナー・マクマホン

脚本:コナー・マクマホン、デヴィッド・オブライエン

製作:ジュリアン・フォード、ブレンダン・マッカーシー、ジョン・マクドネル、ルース・トリーシー

音楽:ポール・マクドネル

撮影:パトリック・ジョーダン

出演:ロス・ノーブル、トミー・ナイト、シェーン・マーレイ・コーコラン、ジェマ・リア・デヴェロー、トーマス・ケイン・バーンズ、イオガン・マックィン、ロイシン・バロン、ヒュー・マルハーン他

あらすじ

トムの10歳の誕生日パーティーに呼ばれたピエロのスティッチーズ(ノーブル)。トムの友人たちは彼をからかいまくり、悪戯の度が過ぎてピエロは事故死する。6年後、高校生になった彼らは、トム(ナイト)の誕生日に再びパーティーを開催するが、ピエロが復讐のために蘇った。

 

 

レビュー

ピエロ恐怖症というのがある。文字通りピエロの奇抜な風貌に極端に恐怖心を抱く症状である。ピエロを悪役にした作品は多い。代表的なのは『キラークラウン』(1988)、『イット』(1990)、『デス・バーガー』(2007)、『ブラッディピエロ』(2007)、『マーダー・ライド・ショー』シリーズなど。

本作は子供の悪戯で死んだピエロの復讐劇。アイルランドの映画を初めて鑑賞した。邦題のセンスがすごい。オープニングのピエロの死はショッキング。あんな場所にあんな向きで包丁を置くトムの母親がどうかしてる。

事件の元凶となった子供たちは高校生になり(ダサく育った感がある)、今度は家一軒を丸々使い、クラス中の生徒を呼び大規模なパーティーを開く。盛り上がってきたところに、墓からピエロが甦り殺戮を開始。標的がティーンエイジャーになるまで待っていたピエロはホラーのお約束が分かっている。

 

 

意外なのが、バカ騒ぎする学生がたくさんいるのに、自分の死に関与した人しか殺さないことである。そのため殺害人数は少ない。しかし、缶切り、傘、空気入れなど、職業がピエロだけあって独特な方法で殺すのでつまらなくない。口から生きたウサギが出たり、小腸でバルーンアートもする。頭を空っぽにして見るべき映画。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください