「アリゲーター」レビュー(池田)

アリゲーター(原題:Alligator)

 

 

予告編

1980年アメリカ

監督:ルイス・ティーグ

脚本:ジョン・セイルズ、フランク・レイ・ペリリ

製作:ブランドン・チェイス、マーク・L・ローゼン

音楽:クレイグ・ハンドリー

撮影:ジョセフ・マンジーン

出演:ロバート・フォスター、ロビン・ライカー、マイケル・ガッゾ、ディーン・ジャガー、シドニー・ラシック、ジャック・カーター、ペリー・ラング、ヘンリー・シルヴァ他

あらすじ

ミズーリ州のとある町。少女マリサは仔ワニを飼っていたが父親がトイレに流してしまう。12年後、下水道で死体が相次いで見つかるようになる。下水道内で巨大に成長したワニの仕業だった。

 

 

レビュー

スピルバーグの『ジョーズ』を機に動物パニック映画が乱作された。その中でも本作は比較的高い評価を得ている。1980年の作品なので安っぽさがあるが『ジョーズ』同様、恐怖演出が巧みであり、ビクっとするシーンが数か所ある。

序盤はワニ目線ばかりでなかなか姿を見せない。主人公の刑事が下水道を捜索している時に、暗闇に巨大な顎が浮かび上がり非常に怖い。

 

この手の映画では珍しく、結構早く怪物の存在が知られる。SWATによる大捜索では見つからなかったのに、引き上げた直後に道路を突き破ってワニが登場。どう見てもハリボテ、着ぐるみ感満載だが迫力はある。

 

 

警察とワニの対決ではワニの方が一枚上手。ボートから落ちた警官を襲う構図は『ジョーズ』と同じ。

 

ワニがどうして大きくなったかというと、製薬会社の実験動物の死体が下水に不法投棄され、それを食べたワニがホルモンか何かの影響で巨大化したというもの。化学物質の影響で狂暴化or巨大化という、アニマルパニックの典型的パターン。そしてクライマックスは社長の娘の結婚式の襲撃。地獄絵図。

 

 

ストーリーに関係ないが、主人公が頭髪の薄さについてやたらと言及されるのはなぜ?

豆知識

ワニの着ぐるみを着ていたのは『13金』シリーズの7~10作目でジェイソンを演じたケイン・ホッダー

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