「スラッグス」レビュー(池田)

スラッグス(原題 Slugs, muerte viscosa)

 

 

予告編

1988年アメリカ/スペイン

監督:J・P・サイモン

脚本:ホセ・アントニオ・エスクリヴァ、ロン・ガントマン、J・P・サイモン

原作:ショーン・ハストン

製作:フランチェスカ・デ・ローレンティース、ホセ・アントニオ・エスクリヴァ、J・P・サイモン

撮影:フリオ・ブラガド

出演:マイケル・ガーフィールド、キム・テリー、フィリップ・マクヘイル、アリシア・モロ、サンティアゴ・アルヴァレツ、コンチャ・キュートス他

あらすじ

アメリカの田舎町。体中を食い荒らされ、内臓が無くなった老人の死体が発見される。謎の死亡事故が何件も発生し、衛生局員マイク(ガーフィールド)は調査に乗り出すが、それは異常に大きくなり凶暴化したナメクジの群れによるものだった。

 

 

レビュー

「アニマルパニック」というジャンルの映画は多い。文字通り人間が生物の脅威にさらされる内容である。有名な作品は、サメの『ジョーズ』(1975)、クマの『グリズリー』(1976)、ワニの『アリゲーター』(1980)とかだろう。これらは「巨大」な生物vs人間だが、「小さいがたくさん」な生物vs人間というのもある。

『鳥』(1963)、『ピラニア』(1978)、ゴカイの『スクワーム』(1976)、毒グモの『アラクノフォビア』(1990)などだ。個人的には後者の方が身近に感じる分、より怖い気がする。

本作は後者。登場するナメクジは15cmくらいの大きさで真っ黒、牙をもち人間に食らいつくというとんでもない存在。トイレや流し台から民家に侵入して人を襲うのだが、体にまとわりつき、血に染まっていく様子は怖い。ナメクジが混入したサラダを食べてしまった男の末路が悲惨極まりない。(あのシーンで生野菜が嫌いになった人はいると思う)

 

 

 

この作品、原案となった小説『スラッグス』がある。著者はショーン・ハストン。読んだことはないが読んでみたい。

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