はじめまして。部員1年の善本です。ブログリレーの水曜日担当になりました。よろしくお願いします。1日ズレているようなので木曜日の投稿になります。テーマはなんでも良いとのことなので好きな映画について書いていこうと思います。
「最強のふたり」。2011年のフランス映画です。日本での公開は2012年。首から下が麻痺した富豪が気まぐれにちゃらんぽらんした貧困層出身の青年を新しい介護人に雇う、というとこらから物語が始まります。このふたりが友情を深めていく過程をコメディタッチに描いていくのですが、じんわり優しいラストが待っています。どこからがネタバレになってしまうのかよくわからないので多くは書きません。
この映画の魅力は、ストーリーはもちろんですが、ふたりの掛け合いと音楽だと思います。貧困層の出の青年は上流階級が鼻で笑うか眉を顰めるかするようなことを言いまくるのですが、なんだか考えさせられるような内容だったりするのです。富豪もそれを受け止めるだけの器を持っている。青年が富豪に、見ている側がひやっとするようなブラックジョークを投げるところもあるのですが、富豪も起こらないのです。上流階級と貧困層。まったく住んでいた世界が違ったふたりですが、互いに心を通わせ、尊重、信頼しあっているのです。だからこその漫才のようなやりとりは最高でした。音楽も魅力的でした。Ludovico Einaudiが音楽を担当しているのですが、彼の曲がまた良いんです。どこか寂しい綺麗な曲で、映画の世界で観客を包むのに一役買っています。ついサントラを借りてきてしまいました。ふたりが聴いている曲も劇中で流れます。こちらも皆知っているような名曲ぞろいです。
「最強のふたり」は日本で最も成功したフランス映画だそうですね。知っている方もきっと多かったでしょう。見ていない方も、見ていただけると嬉しいです。
まだまだ札幌では寒い日が続いています。お体に気を付けて。ではまた。