2025年度 新歓ブログリレー #4

「映画撮影の経験から」
 法学部3年の阿部です。今年は、映画の撮影について書きたいと思います。
 映画研究会では、日常的に自主制作映画を作っています。撮影機材や編集ソフトもある程度そろっているため、脚本から撮影、そして編集まで全て自分たちで進めます。いくつかの撮影班があり、複数の作品の撮影が同時に進行していることもあります。監督やカメラマン、音声、役者など様々な役割を割り振り、みんなで協力して作品を作り上げています。どのような形でも、映画制作にかかわってみたいと少しでも感じたら、ぜひ先輩の撮影班に入ってみてください。新鮮で楽しい経験になると思います。
 私は、1年生の秋に2本の短編映画を撮りました。自分で脚本を書き、監督として撮影をしたのは初めてでした。先輩方にたくさん手伝っていただいて、何とか完成までもっていくことができました。どちらも5分程度と短く、出来も映画と呼んでいいのか分からないものでしたが、脚本から編集まで自分で作り上げたことが自信につながりました。
 そこから間は空きましたが、先月から新しい映画の撮影を始めました。今回は映画研究会では少し特殊な撮影となっています。私は映画館でアルバイトをしているのですが、映画館が舞台の映画を撮ってみたかったため、バイト先に交渉して営業終了後に撮影する許可をいただきました。また、そこのバイト仲間には脚本学校に通っている人や、役者として活動している人などがいます。その人脈を生かして、脚本を書いていただいたり、映画に出演していただいたりしました。
 映画研究会だけではなく、外部の人とこんなにかかわる撮影は初めてで、戸惑いもありました。まず、他人が書いた脚本で撮影するというのはすごく難しいものがあります。何度も脚本を読み直し、イメージがつかめない部分や意図が読み取れない部分は何度も確認しました。また、実際の映画館を借りたり、役者さんに出演してもらったりすることは、時間の制約が大きくなるためスケジュール調整が大変でした。
 しかし、もちろん大変なことばかりではく、やりがいや楽しさを感じる部分も大きいです。たくさんの人と関わりながら撮影することで、新しい出会いがあり、人脈がさらに広がりました。また、撮影が期限内にひと段落すると、撮影メンバーと達成感を共有できます。
 まだもう少し撮影は続きますが、本当にいい経験ができているなと実感しています。このまま完成まで気を抜かずに、楽しく続けていきたいです。新入生の方で興味を持ってくれた方がいれば、ぜひ私の撮影班に参加してみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください