初めまして、今度の4月から2年生になる映研の古川です。
この記事は新歓ブログリレーということで、主に新入生に向けて書いているものです。なのでおすすめの映画を紹介するのに加えて、新入生へのアドバイスも簡単に記しておこうかと思います。
さて、今年北大に入学することが決まった皆さんは、今すごく不安を抱えているんじゃないでしょうか。大学の授業はどうなっているのとか、友達できるかな、とかとかとか。はっきり言っておきましょう。オンライン授業は一部を除いて集中出来ないし(個人差アリ)、友達も全然できません(個人差大アリ)。現に僕は前期にクソつまらないドイツ語の単位を落とし、北大にきてからまともな友人は1人もできていません(一応ドイツ語は後期に取り直したし、同高の友人が数人いますが)。つまり何が言いたいかというと、授業は家で受けることになるし文化祭などの大学によるイベントがない(今年はわかりませんが)ので、自分から行動しないとなにもなくただ時を浪費するだけになってしまいがちだということです。学校に行かなくていい分の時間は友達作りに使うもよし、何かやりたいことがあるならチャレンジしてみてもいいと思います。光陰矢の如しと言いますが、僕はこの一年、新たな人間関係も構築せず、一人寂しくゲームと映画を嗜む毎日でした。つまらなかった訳ではないですが、もしこのブログを読んでくれているあなたが新入生だったら、僕のようになってほしくはないです。特に北海道以外から来る新入生は友人が0からのスタートだと思うので、映研に入ってくれたらもちろん嬉しいですが、そうでなくとも早めに何かしらのサークルや部活に入ることを強くお勧めします。今思うと、一年前大学の始業が遅くなって「ゲームいっぱいできるじゃん!」と馬鹿みたいに喜んでいた時に、こうなる現状を予知できたらな、とか考えてしまいます。
と、ここで予知という話が出てきましたね(むりやり)。それではお勧め映画のご紹介です。今回僕がお勧めしたいのはスティーブンスピルバーグ監督の「マイノリティリポート」という作品です。夢で未来の犯罪を見るようになった「プリコグ」を利用して犯罪を阻止しようとする警察と、プリコグを神のように崇めその力にあやかる近未来社会を描いたSF映画になります。トムクルーズ演じるジョンはプリコグの見たイメージを取り出し、未来の犯罪を特定、阻止する警察官です。毎日のように仕事をしていると、ある日プリコグがいつもとは違うイメージを見て、何かが起こる、というのが話の始まりになります。その時ジョンはどうするのか、そして題名にもなっているマイノリティリポート「少数報告」とはなんのことなのか、最後まで目が離せません。またこの作品は、起こる前だが確実に起こる犯罪を罪に問えるか、プリコグに頼って安全になった社会は良い社会と言えるのか、といったふうなちょっと考えさせられるテーマも含んでいます。自粛でうんざりした気持ちをほぐしてくれて、少し頭の体操にもなる、大学生になる前にぜひ見てほしい一本です。
短めに終わらせるつもりで書いていたのに、いつの間にかたらたらと駄文を書き連ねてしまいました。最後にはなりますが、北大映研には映画を撮りたい人、映画に出たい人、映画が好きな人、良くわからない人など、いろんな人が所属しています。新入生の皆さん、すこしでも興味があったら映研のTwitterに連絡してくれると嬉しいです。いろんな学部の人がいるので、履修登録のことなど悩ましいことがあれば聞けると思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。