遅くなりました。西浦です。最近は忘年会で皆と会えることを楽しみに擦り切れるように暮らしています。19日の例会記録です。今回は恒例のクリスマス映画上映会でした。
今年最後の例会でしたが、参加率は低く、さびしいものでした。今年の活動の反省点として、来年に活かしていきたいと思います。どうすれば例会が活発化するのか。皆さんのお知恵を借りたいです。
今回上映した映画はエディ・マーフィー主演の「大逆転」でした。
成功と失敗を決めるのは環境か遺伝かという社会学、生物学上の有名な論争があります。
「やばい経済学」というベストセラーでご存知の方もいるでしょう。「大逆転」はこの論争を実際に実験してみたら面白いだろうという発想で作られています。
エリート白人のダン・エイクロイドと黒人ホームレスのエディ・マーフィーを無理やり立場を逆にしてしまえばどうなるかというお話。もちろんコメディでダン・エイクロイドは嫌われ者、エディ・マーフィーはお調子者です。結局は金持ちに復讐というだけのちっちゃい映画なのですが、何も考えないで見ない分には楽しめます。まさにジョン・ランディス映画であります。
この映画で面白いのはエディ・マーフィーが金持ちになってすぐに金があるだけでは詰まらんなあと悟るということ。それからエディ・マーフィーはとても熱心に働き始めるのです。金ではなく仕事が楽しいんだというままに成功していくんですね。この感覚を維持したまま映画が進んでいけば話に深みが増しただろうと思うのですが、途中で悪役への復讐という話しにシフトしてしまうんですね。
ここらへん、惜しいというか時代性が出てますね。アレクサンダー・ペインやジャド・アパトー、エドガーライト等が作る昨今のコメディ作品は笑い話に豊かな奥行きがあるのですが、80年代のコメディ映画はハチャメチャな笑いが優先される世界なのですね。まさにサタデー・ナイト・ライブ一色であります。今の感覚で見ると普通のコメディに見える「大逆転」もジョン・ランディスが多くの映画を作り、それに私たちが慣れてしまったからゆえなんですね。
映画を見ててそんなこと思いました。何でこんなに例会記録で映画の話をしているかというと今回の例会は特に語ることがないからです。皆が参加して映画製作の話しでも出来れば実りあるのですがね。
今週はクリスマスのため例会はありません。私が何かしゃべくろうかと思ったのですが、皆さん忙しいみたいですね。楽しそうでなによりです。
映画撮影は今週もやるみたいです。福本オムニバスは長嶋さんにお尋ね下さい。私も時間が作れれば撮りたいと思ってます。
年内の映研の活動で大きなものは忘年会のみです。冬休み上映会は随時行うようなのでメーリス等で連絡あろうと思います。
もっとブログ書きたいなあ。では、また。忘年会で。会えぬ人は良いお年を!