こんにちは。高峰です。この間副部長になりました。
映研幹部になったことだし、ブログにも映画の話を書いていこうと思いま…………………
…………せん!!!!
今回は僕の幼稚園時代からの愛読書を紹介しようと思います!
『巨大生物図鑑』デイビッド=ピーターズ作/小畠郁夫監修
これまで地球に存在した、そして今も存在している巨大生物がイラストになって迫ってくる図鑑です。
確か僕の誕生祝に叔母がプレゼントしてくれたものですが、この本、どこが凄いかというと《全イラスト実物の1/22.5に完全縮尺》されているところ!!
「本を、目から約45㎝離してみよう。すると、この本に登場しているすべての動物たちは、実物を10m離れたところから見た大きさになる。」(作者)
しかも同じ縮尺の人間の男女のイラストが全ページにのっています。なんて想像力を刺激してくる作りなんでしょう!
では早速ページをめくっていきますね。
世界一長身の男性(当時/272㎝)からスタートです。
イラストだけでなく、その生物のデータ、豆知識も豊富に記載されています。小学生のとき、この図鑑から得た知識をトリビアの泉に投稿していたのを覚えています。結果は不採用でした。
これはインドコテリウム。これまで地上に現れた哺乳類の中で最大のものです。サイの仲間だが、角は無く、性質もおとなしいそう。確かに間抜けな顔をしていますね。
ジュラシックパーク3のコンビ、ティラノサウルスとスピノサウルスです。見開きからはみ出すようになってきましたねえ。イラストは次のページに続いてるので安心してください。
竜脚類(首の長い恐竜)になってくると折込を広げないと全長が見えません。
イラストはマメンチサウルスです。
大口開けてバカみたいなポーズをとってるのはケツァルコアトルス。一応アステカ神話の神様の名前がついている翼竜です。
人間のカップルは海にも入ります。実際こんな生き物に海中であったら失禁&失神でしょうね。
イラストはかの有名なダイオウイカ。クラーケンのモデルです。こないだNHKが生きた映像の撮影に世界で初めて成功していましたね。冷たい目が印象的でした。
余談ですが、イカの眼というのはその脳の処理能力を超えた高性能さを誇るそうで、一説にはイカは宇宙人が地球の探査に送り込んだ生体マシーンだとも言われています。メトロン星人か?
シロナガスクジラです。やはり超巨大。全長30mですからね。縦にしたらビル7~8階!ステラプレイスぐらいあります。
ただ残念なのは、シロナガスクジラが「すべての時代をつうじて、もっとも体が大きく、もっとも重量のある動物」であること…。地球史上最大の動物が現在いるなんて、見ようと思えば見られちゃうなんて…ロマンがないとは思いませんか?
長い長い地球の歴史、コイツよりもっと大きな、100m級の生き物だって居たはずです。居ていてほしい。僕は信じています。
最後の写真はステラ海牛。彼は幼稚園時代の僕に強烈な印象を与えました。1700年代まで地球上に存在していたんですもの。
アラスカ半島とロシアのチュクチ半島の間、ベーリング海峡周辺でのんびり過ごしていた彼らは、1742年にこの地にやってきたドイツ人医師、ゲオルク=ヴィルヘルム=ステラーに発見されてのち、1770年には絶滅してしまいました。乱獲によって。
人間に発見されてからわずか28年で絶滅させられた生き物…。このエピソードは幼稚園生の僕に、人間の身勝手さ、傲慢さ、地球上の生物種の尊さを教えてくれた………
………………………なんてことはまったくありませんでした!!!!!!
当時絶滅した生物といえば恐竜ぐらいしか知らなかった僕は、「300年前にいなくなったなんてニアミスじゃん!もうちょっと早く生まれてれば見られたのに~~」と非常に悔しく思ったのでした。
このステラ海牛に限らず、ニュージーランドのモア、マダガスカル島のエピオルニスなど、近世以降に人間に滅ぼされてしまった生き物にはもの凄い憧れを感じます。人は手が届きそうで届かないものに惹かれちゃうんですね。
まだまだいっぱい巨大生物はいますよ!全79Pですからね。
読みたい人は高峰の家までどうぞ!!!
俺も保育所で恐竜図鑑を愛読していたので、これはかなりアツい。今度読みに行く。
ステラーカイギュウの最後の一頭を狩った人間は何を思ったのだろうか