春新歓ブログリレー㉜「ジンパ」

こんばんは、2年の佐藤です。

まず、金曜日の新歓上映会にはクラスマッチ前夜にもかかわらず、多くの1年生のみなさんにお越しいただきました。本当にありがとうございました!

そして、5連休初日の本日5月3日ですが…。我々北大映研は円山公園に行き、ジンパをしました!

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「あれ…?そこまで桜咲いてなくね…?」って思ってしまいました。

ジンパとは『ジンギスカンパーティー』の略で、野外でジンギスカンを焼いて食べるレジャーです。ちなみに、ジンパという言葉は北海道の言葉ではなくて北大生の言葉です。

今日はとてもよく晴れ気温も20度を超え、最高のジンパ日和でした。5人の新入生が映研ジンパに来てくれました!

今日はみなさんに、ジンパの様子をちょろっとだけお見せしたいと思います。

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とても楽しい時間を過ごすことができました!

さて、話は変わりますが、新歓もいよいよ終わり映研は5月から通常通りの活動に入ります。5月12日(金)の18時30分から、高等教育推進機構2階の講義室(詳しい場所は失念してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m)で今年度最初の例会があります。映画研究会に入部を希望する1年生の皆さんはなるべく12日の例会に参加するようお願いします。都合の悪い人は毎週水曜日の技術研究会に来てくれたり、映研宛にメールを送ってくれたりすれば大丈夫です。詳しいことはTwitter(@hucinema)をチェックしてください。

それにしても、もう4月が終わってしまいました。つまり、2017年も1/3が終わってしまったということになります。ついこないだ新歓に向けて動き始めたと思いきや、もう新歓終わりというわけです。時の流れは速いですね。このまま2017年を無駄にしてしまうことがないよう、僕も気をつけようと思います。

それでは、新入部員の皆さんと例会で会えるのを楽しみにしています。

春新歓ブログリレー㉛ 21世紀最高の映画 Part2

すみません、だいぶ遅くなりました。50本の映画にコメントするのが予想以上にめんどくさかったです。もう新歓始まってますが、Part1と言った以上2もやりますよ。

50. 「黒衣の刺客」(2015年/ホウ・シャオシェン監督)◯

この映画、予告編観るとアクション映画かと思うんですけど、すごい静かな映画なんでね、眠くなっちゃう人もいるかもしれません。

49. 「さらば、愛の言葉よ」(2014年/ジャン=リュック・ゴダール監督)✖︎

この監督はもう80歳くらいの巨匠中の巨匠です。これは最新作で監督初の3Dらしいですが、未見です。すみません。

48. 「ブルックリン」(2015年/ジョン・クローリー監督)◎

こんなにランク高いのかって感じです。これはアイルランドからアメリカへ渡った移民を主人公の女の子に象徴させて描いてるんですが、それをわかってないと「なんだこの女は!」みたいな感じになりかねます。

47. 「リヴァイアサン」(2014年/ルーシャン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラヴェル監督)△

リヴァイアサンってタイトルの映画多すぎるんですよね。リヴァイアサンって怪物の名前かなんかなんで、B級映画とかホラー映画でよく使われますね。まぁ、もちろんこれはそんなんじゃなくてドキュメンタリー映画です。漁船漁業についてのドキュメンタリーなんですが、映像がとにかくすごいんですね。ドキュメンタリーっていうとハードル高く感じるかもしれませんが、これはちょっと観てほしいですね。

46. 「トスカーナの贋作」(2010年/アッバス・キアロスタミ監督)◯

これは前回の記事の98位で紹介した「10話」って映画と同じ監督の作品です。これは映画内で2人の男女が夫婦を演じるんですが、観てるうちにその2人が夫婦を演じてるだけなのか本当の夫婦なのかわかんなくなっていくっていう不思議な作品ですね。この監督作品の中では見やすい方の映画です。

45. 「アデル、ブルーは熱い色」(2013年/アブデラティフ・ケシシュ監督)◯

レズビアンの映画なんですが、性描写がかなり激しいんで、話題になりましたね。主演女優2人の体当たり演技が物凄いんで観てほしいですね。

44. 「それでも夜は明ける」(2013年/スティーブ・マックイーン監督)◎

アカデミー賞作品賞受賞作品ですね。これは北部の自由黒人がいきなり拉致られて、12年間奴隷の身になってしまったっていう実話の映画化なんですが、ただ単にそれを描くんじゃなくて、主人公の体験を観客に追体験させるような映画になってるのがすごいですね。

43. 「メランコリア」(2011年/ラース・フォン・トリアー監督)◯

これは惑星が地球に衝突して滅びるって話なんですが、全然ディザスタームービーみたいな感じじゃないんですね。主人公が鬱病で精神不安定なんですが、惑星が近づくにつれて鬱病から解放されていくっていうすごい変な映画なんですね。でもこの監督作の中じゃ一番好きです。

42. 「愛、アムール」(2012年/ミヒャエル・ハネケ監督)△

この監督はすごい嫌な映画ばっかり撮る人なんですが、この作品だけはすごい優しい映画になってますね。老人介護の描写がほんとに見てて辛くなってきます。

41. 「インサイド・ヘッド」(2015年/ピート・ドクター、ロニー・デル・カルメン監督)◎

ピクサーの映画ですね。頭の中を映画化してるんで、子供にはちょっと難しかったんじゃないかなって気がしますね。

40. 「ブロークバック・マウンテン」(2005年/アン・リー監督)◎

カウボーイのゲイの映画ですね。この監督は台湾人ですが今やハリウッドでバンバン撮っててこの映画と「ライフ・オブ・パイ」という映画で2回アカデミー監督賞受賞してます。個人的には「ライフ・オブ・パイ」の方が好きです。

39. 「ニュー・ワールド」(2005年/テレンス・マリック監督) ◯

この監督はこの頃くらいまでは、まぁまともな映画撮ってましたね。まともといってもかなり意味不明ではありますが。この監督は照明を使わないで自然光で撮影するんで、映像がすごいんですね。ただセリフも説明も少なすぎて観てる側としては「わかんねえよ!」って気分になります。

38. 「シティ・オブ・ゴッド」(2002年/フェルナンド・メイレレス監督)◎

これはブラジルのスラムにおけるギャング抗争の映画。ギャング抗争っていうとスーツに葉巻のイカした男が殺しあってる印象かもしれませんが、この映画で殺しあってるのはまだ10代の子どもたちなんですね。よくこんなとこでオリンピックやったなと思います。

37. 「ブンミおじさんの森」(2010年/アピチャッポン・ウィーラセクタン監督)△

アピチャッポン監督は3度目の登場。すごいですね。この監督の映画は4本観てますが個人的にはこれが一番好きですね。まぁ、すごー く不思議で幻想的な映画です。

36. 「禁じられた歌声」(2014年/ アブデラマン・シサコ監督)✖︎

イスラム過激派が題材の映画はだそうですが、未見です。すみません。

35. 「グリーン・デスティニー」(2000年/アン・リー監督)◎

中国の映画ですね。この映画の影響でハリウッドで一時期ワイヤーアクションっていうのがめちゃくちゃ流行りましたね。人がワイヤーで吊るされて、飛んでくやつです。まぁ、これは普通に面白い映画なんで観てほしいですね

34. 「サウルの息子」(2015年/ネメシュ・ラースロー監督)△

これは去年のベストに入れました。ホロコーストの掃除役をやらされたユダヤ人の話なんですが、ピントがボケボケで何が起こっているのかがよくわからないんですね。でも、それが逆に恐ろしい。凄まじい映画です。

33. 「ダークナイト」(2008年/クリストファー・ノーラン監督)◎

これはバットマンの映画ですね。この映画はアメコミの映画化を極めてリアリスティックに撮ろうってコンセプトで撮られてるんですね。なによりもすごいのがバットマンの宿敵・ジョーカーを演じるヒース・レジャーの演技。彼はこのジョーカー役にのめり込みすぎて、薬物中毒で死んでしまいました。ほんとに命かけてます。

32. 「善き人のためのソナタ」(2006年/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督)◎

これは東ドイツで反逆者の諜報をやってる男が主人公なんですが、諜報してるうちに徐々に今の自分の仕事とか国の体制とかに疑問を抱いていくっていう話で、めちゃくちゃ面白い映画です。

31. 「マーガレット」(2011年/ケネス・ローナガン監督)✖︎

今度「マンチェスター・バイ・ザ・シー」って映画が公開されますが、その監督の1個前の作品ですね。未見です。すみません。

30. 「オールド・ボーイ」(2003年/パク・チャヌク監督)◎

これは以前、韓国映画の記事のところでも紹介しましたが、めちゃくちゃ面白いですね。話も面白いし、バイオレンスも凄まじい、演技も素晴らしい。おすすめです。

29. 「ウォーリー」(2008年/アンドリュー・スタントン監督)◎

最近のピクサー映画の中じゃ、一番好きです。ロボットが主人公なんですが、人間とか人間らしさとかを考察しているんで、ほんとに素晴らしいと思いますね。子供も大人も楽しめるところがすごい。

28. 「トーク・トゥ・ハー」(2002年/ペドロ・アルモドバル監督)◎

この映画はちょっと話すとネタバレになるんで、紹介が難しいんですが、昏睡状態の女性とそれを介護する男の話です。これ以上は言えませんが、観る人によってはちょっと気持ち悪く感じる人もいるかもしれません。

27. 「ソーシャル・ネットワーク」(2010年/デヴィッド・フィンチャー監督)◎

この映画はほんとにすごい映画なんですね。一見、普通の映画なんですが、細かく見ると構図とか編集とかCGの使い方とか技術的な面でほんとに完璧といって差し支えないレベルです。偉大な映画ランキングみたいので必ず上位に来る「市民ケーン」って映画があるんですが、この「ソーシャル・ネットワーク」はそれを完全にアップトゥデートしてるんで、すごいですね。

26. 「25時」(2002年/スパイク・リー監督)◯

これは主人公が麻薬ディーラーで、捕まってしまうんですね。で、この映画は主人公が収監されるまでの25時間を描いてるんですね。 ただ普通と違うのはこの映画は9.11をひとつの題材としていて、主人公の姿と9.11以降のアメリカっていうのを重ねて描いてるんで、少し深読みできる映画となってます。

25. 「メメント」(2000年/クリストファー・ノーラン監督)◎

この映画はすごい変わった映画で、時系列が逆になってるんですね。まぁ、説明すんのがちょっとめんどくさいんで観てほしいんですけど、主人公は記憶障害を抱えていて、10分しか記憶が持たないんですね。だから、忘れちゃいけないこととかを自分の体にタトゥーにして彫ってるんですね。で、奥さんを昔、殺されたんで、その真相を探っていくって話ですね。この映画は監督のその後の作品、「ダークナイト」、「インセプション」、「インターステラー」とかの原点になっているのが面白いです。

24. 「ザ・マスター」(2012年/ポール・トーマス・アンダーソン監督)◯

この映画はサイエントロジーっていう新興宗教が一応、題材になっていますが、わけわからん映画になってますね。監督が自分の撮りたい映像を撮って、脈絡なくぶち込んでるんで、よくわかんないんですね。ただ、映像はすごいですよ。

23. 「隠された記憶」(2005年/ミヒャエル・ハネケ監督)◯

この監督はほんとに胸糞悪くなるような映画ばっか撮ってるんですね。この映画は主人公の家に自分の家を盗撮してる映像が送りつけられてくるんですね。この映画、面白いのは「誰が盗撮映像を送ってきたのか?」って謎から「なぜ主人公はそんな映像を送られるハメになったのか?」って謎に焦点がシフトしていくんですね。で、その謎を通じて、フランス人にとってタブーになっている事件(ドイツにとってのホロコーストや日本人の南京虐殺のようなもの)を抉り出そうとしているんですね。だから、フランス人にとってはかなり観るのが厳しい映画だと思います。もちろん、これはフランス人のみじゃなくて、全世界における潜在的な人種差別意識とかに対する批判になってます。

22. 「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年/ソフィア・コッポラ監督)◯

日本人には評判の悪い作品ですね。まぁ、日本に来て、コミュニケーションができずに孤独を感じている外国人を描いてるんですが、日本人の描き方に問題があるんじゃないかってよく言われるんですね。ただ、この描き方っていうのは半ば意識的にやってる部分があるんじゃないかなってところがあって、狭い視点で描かれた映画だから逆に面白いって部分があると思うんですね。でも、それを除いても映画として面白いかと言われると微妙だと思います。

21. 「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014年/ウェス・アンダーソン監督)◎

この監督の映画っていうのはセットがすごい凝ってて、全編おもちゃみたいな可愛いビジュアルになってるんですね。この映画がすごいのはそんなめちゃくちゃ可愛いビジュアルで、おもしろおかしい話を通じて、戦争の怖さとかを描いてるんですね。この監督柵のなかじゃ、一番好きです。

20. 「脳内ニューヨーク」(2008年/チャーリー・カウフマン監督)◯

これはすごい変な映画ですね。なにもかも上手くいかなくなった主人公が、自分の頭の中にある理想のニューヨークを本物のニューヨークのなかにつくろうとするっていう、まぁ、これだけ言ってもわけわかんない映画なんですね。で、徐々にその主人公の脳内のニューヨークと現実のニューヨークがごった煮になっていくっていう途方もない映画なんですが、ラストはすごい人生賛歌になっていて、よくわからないけど幸せになれるという映画です。

19. 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年/ジョージ・ミラー監督)◎

これは一昨年の北大映研のベスト1位でしたが、とにかくひたすらハイテンションな映画ですね。最初から最後まで全編クライマックスっていう異常な映画なんですが、ちょっとこれは言葉では言い表せないですね。観てください。

18. 「白いリボン」(2009年/ミヒャエル・ハネケ監督)◯

これは23位の「隠された記憶」と同じ監督の映画なんですが、この映画はナチスをテーマにしてつくられてるんですね。これはあるドイツの村で医者が事故死に見せかけて殺されたり、障害をもつ子どもがリンチされたりして、これは一体誰の仕業なんだ?って話なんですね。で、この間、相模原障害施設殺傷事件っていう、安倍政権支持の若者が障害者を大量に殺すって事件がありましたけど、その事件のニュースを見たとき、真っ先にこの映画を思い出したんですね。ほんとにこの映画そのまんまの事件で、ちょっと笑えない映画ですね。

17. 「パンズ・ラビリンス」(2006年/ギレルモ・デル・トロ監督)◎

この監督は「パシフィック・リム」って映画で、日本人のアニメファンを熱狂させた人ですね。ただ、この映画は「パシフィック・リム」とは全然雰囲気の違う映画で、スペイン内戦下の女の子が主人公なんですが、その女の子が家の近くに森の迷宮を見つけて、冒険していくっていうファンタジーなんですね。で、この映画は宮崎駿の特に「となりのトトロ」にかなり影響されていて、「となりのトトロ」をもっともっとダークにした映画なんですね。ラストがすごい切ない映画です。

16. 「ホーリー・モーターズ」(2012年/レオス・カラックス監督)△

これもすごい変な映画ですね。ある男がリムジンに乗って、いろんなところに行って、様々なキャラクターを演じていくってだけの映画なんですが、なぜその男がそんなことをするのかとかそれが虚構なのか現実なのかとかが全然わからないんですね。で、最後は車が喋り出す始末で、ほんとによくわからない。何が言いたいんですかね。

15. 「4ヶ月、3週と2日」 (2007年/クリスチャン・ムンギウ監督)✖︎

これはカンヌ国際映画祭でパルムドール取ってましたね。未見です。すみません。

14. 「アクト・オブ・キリング」(2012年/ジョシュア・オッペンハイマー監督)◯

これはインドネシアのドキュメンタリー映画ですね。インドネシアでは1960年代に共産主義者の大虐殺が行われていて、その虐殺した人々が未だに国民の英雄として祭り上げられてるんですね。で、この映画は虐殺した側に「その虐殺をもう一度再現してください」って頼んで、その再現の様子を記録してるんですね。で、最初は虐殺した側の人も嬉々として、やってるんですが、徐々にそれが変化していくって映画なんですね。で、最後はほんとにすごいことになっていくんですね。ぜひ観てもらいたい映画です。

13. 「トゥモロー・ワールド」(2006年/アルフォンソ・キュアロン監督)◎

この映画はまず、カメラワークがものすごいんですね。まぁ、そのへんは映画を観てください。話としては、全く子供が産まれなくなった世界が舞台で、世界中で戦争が起こってるんですね。そんな世界で何十年ぶりかに妊娠した女性が出てきて、その子供を全力で守り抜くって話なんですね。で、その話を通じて、戦争がいかに無意味かってことに言及してるんですね。この映画はその後の映像技術とかにもすごい影響してますね。

12. 「ゾディアック」(2007年/デヴィッド・フィンチャー監督)◯

これは観客からあまり人気がないけど、批評家からは絶賛されてるっていう典型的な例ですね。これはゾディアックっていう連続殺人鬼を追い詰めていく記者が主人公なんですね。で、なんで観客に人気がないかって言うと、すごい映画自体が長く感じるんですよ。ただ、観客が長く感じるっていうのは監督が狙ってやっている部分があって、主人公のいくら追いかけても犯人を追い詰められない感覚っていうのを観客に共有させようとしてるんですね。あとこの映画は地味なところにとんでもないCGを使ったりしててすごいですね。

11. 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013年/ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)◯

これは1960年代のフォーク歌手が主人公ですね。で、フォーク歌手を夢見るけど、いつまでもどん詰まりになってしまうっていう失望をすごいシニカルに描いてますね。このコーエン兄弟って監督はほんとにひとを小馬鹿にしたような映画を撮ってて、僕は大好きですね。この映画も主人公のどこまで行ってもどうにもならない様子を非常に細かく描いていて、面白いです。

10. 「ノーカントリー」(2007年/ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)◎

これもコーエン兄弟の映画です。ある男が麻薬の密売現場に遭遇して、そこにあったお金を持ち逃げしてしまうんですね。ただ、その現場で瀕死状態で「水が欲しい」って言っていた男のことが忘れられなくて、水を持って現場に戻ると、とんでもない殺人鬼に追っかけられる羽目になるって話ですね。これが面白いのは「金を持ち逃げしたんだから狙われてもしょうがない」っていう因果応報みたいな話じゃなくて、「水を持っていってあげるという良心のせいで命を狙われる」っていう非常に不条理な話になってるんですね。で、この映画はこのあと、ひたすら「え?」って展開になっていって、不可解な話になっていくんですね。じゃあ、つまらないか?と言われるとけっしてそんなことなくて、ガンアクションとかがめちゃくちゃカッコよくて、観客を惹きつけて離さないんですね。娯楽性と芸術性の両方を兼ね備えた傑作だと思います。

9. 「別離」(2011年/アスガル・ファルハーディー監督)◯

これはイランの映画ですね。離婚の危機に瀕した夫婦とその子供の話なんですが、些細な嘘とか不誠実さが、イランの政治とか宗教に絡んでいって、とんでもない悲劇につながっていくって話なんですね。話自体がとても複雑なんですが、イランの知識等なくても十二分に楽しめる映画だと思います。

8. 「ヤンヤン 夏の想い出」(2000年/エドワード・ヤン監督)✖︎

この監督はすごい有名なんですけど、観たことないんですよね。情けない。今、この監督の「牯嶺街少年殺人事件」って映画のリマスターが劇場でやってるんでね、観に行きたいです。

7. 「ツリー・オブ・ライフ」(2011年/テレンス・マリック監督)△

この映画はほんとに意味不明です。監督のすごい個人的な家族の思い出とか家族への感情と宇宙の歴史とかを結びつけて、ごちゃ混ぜに描いてるうえになんの説明もないんですね。ただひたすら映像がすごい。この監督はこれ以降、ずっとこんな感じの映画ばかりですね。勘弁してくれ。

6. 「エターナル・サンシャイン」(2004年/ミシェル・ゴンドリー監督)◎

これは失恋した男が昔の恋人の記憶を除去する手術を受けようとするって話ですね。ただ、記憶を消していく過程で恋人との嫌な記憶だけじゃなくて、楽しかった記憶とかも思い出して、徐々に記憶を消したくなくなっていくんですね。これは生きていくためには辛い記憶とか悲しい記憶とかも必要なんだって話になってますね。ピクサーの「インサイド・ヘッド」って映画がありましたけど、あれも悲しみの感情っていうのは必要なものなんだって話でしたね。そーいう点で2つはよく似た映画だなと思います。

5. 「6才のボクが、大人になるまで。」(2014年/リチャード・リンクレイター監督)◎

この映画は6歳の男の子が18歳になるまでの話を俳優を変えないで撮ってるんですね。だから、主演の男の子が6歳から18歳になるまでの12年間撮り続けてるんですね。なにか特別なことが起こる映画では決してないんですが、男の子がほんとに成長していくんで、12年間っていう時の重みがずっしり来るような映画になってますね。で、ラストに主人公があるセリフを言うんですが、そのセリフもすごい重みがあるものになってますね。

4. 「千と千尋の神隠し」(2001年/宮崎駿監督)◎

これはみなさん知ってますね。この映画は都市伝説とかじゃなくてほんとに風俗の話なんですね。神様相手に体を売るって話は世界中どこにでもあるような話なんですね。これは売春婦=巫女っていう、世の中の一番底辺にいる人間が実は神に一番近いっていうとても奇妙な考え方が根底にあるんですね。それを念頭において、もう一度見直すと面白いかもしれません。

3. 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年/ポール・トーマス・アンダーソン監督)◯

これは20世紀初頭の石油業界と伝道宗教師の対立を描いた映画ですね。主演がダニエル=デイ=ルイスっていうアカデミー主演男優賞をこの映画含め、3回も受賞してるすごい人ですね。この人「リンカーン」って映画でリンカーン大統領演じて、とんでもなくそっくりだったんですが、とんでもなく狂った突発性暴力障害みたいな役ばっかりやってますね。この映画でもラストで「お前のミルクセーキを飲んでやる!」って意味不明な言葉を吐きながら、暴走しまくってて、爆笑でしたね。

2. 「花様年華」(2000年/ウォン・カーウァイ監督)◯

これはある男女の不倫を描いただけの映画なんですが、説明描写が極端に少ないんですね。すごく細かいとこまで見ないと登場人物の行動の動機がよくわからない。ウォン・カーワイって監督は海外での評価がめちゃくちゃ高い人なんで、この映画しか入ってないっていうのはちょっと意外ですね。

1. 「マルホランド・ドライブ」(2001年/デヴィッド・リンチ監督) △

この映画が1位でいいのかって思いますね。っていうのもこの映画は元々連続ドラマにする予定だったんですよ。海外ドラマ観たことある人はわかると思いますが、あれって結末が決まってなくて、人気が出たらいくらでも続けるんですね。で、海外ドラマって製作する前にパイロット版っていう、ワンシーズン分の話を1時間に要約したようなものを作って、人気が出そうだったら製作を決定するんですね。で、これは人気が出なかったんですね。で、その後に映画化の話が出たんです。だから、前半はパイロット版で、後半は映画化するための伏線回収なんですね。ただ、パイロット版ははっきり言って何も考えずに作ってるんで、伏線を回収しきれてないんですね。でも、つまらないかって言われると決してそんなことないんですが、これが1位かぁって感じですね。

 

はい、終わりました。しんどかった。僕が凄いなって思う映画っていうのはやっぱり、アート性と娯楽性の両方を兼ね備えてる映画なんですね。そういう観点で、この100本から5本選べと言われたら「ヒストリー・オブ・バイオレンス」、「ソーシャル・ネットワーク」、「トゥモロー・ワールド」、「ノーカントリー」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」ですかね。この5本は映画としての完成度が本当に高いんで、是非みてほしいですね。

さて、春新歓も残すところ1週間となりましたが、皆さん是非お越しください。

春新歓ブログリレー㉚「私が映画を撮る理由」

どうも、お久しぶりです。小竹です。このブログリレー、もう少しの間続くと良いなと思ってます。

 

先日は新歓上映会お疲れさまでした。来てくれた新入生の方々ありがとうございました。

上映会はもちろん新歓のイベントなのですが、それ以前にたくさんの方に自分たちの作品を見ていただく機会なのです。

どんな評価であれ、自分の映画を見てもらうというのは嬉しいことです。前回の新歓では僕の映画を流しまして、色々な評価をもらい嬉しくなったので今回の記事は僕が映画を撮る動機について書きます。

 

 

映画を撮る理由は人それぞれです。僕が映画を撮るのはなぜか。簡単に言えば「共感」のためです。

人は他人の行動や言葉に関して共感を示します。僕は共感できるような何かが大好きで、映画に限らず様々なエンターテインメントにおいて共感できるかどうかでその作品が好みかどうかが決まってしまいます。

普段映画を見ているときでも、「共感ポイント」もっと言えば「あるあるポイント」を探してしまうのです。中でも言葉にしづらい感情を作品と共有できたと感じる瞬間、これを求めて普段映画を見ているとさえ言えます。

そして共感するのと同じくらい好きなのが共感されることです。他人に通じる「共感ポイント」を見つけたときは無性にうれしくなってしまいます。

僕にとって映画は共感を生み出すために適した表現方法です。実は今まで音楽や小説にもチャレンジしたことがあるのですが、なかなか思うようにいきませんでした。でも映画ならできるかもしれない、そう思って僕は北大映画研究会に入り、映画を撮っています。

今思った通りのことが全てできているかというと、もちろんそうではないです。ただ、共感されたくて話を考え、それを映像にするというプロセスは自分にあっているなと感じます。

映画は多面的で複雑な媒体ですが、実はそれほど高いハードルではないように思えます。一番のネックである映画を製作できる環境という点はこの北大映研が解決してくれました。

最初に言ったように表現の動機は人それぞれだと思います。もちろん表現方法もさまざまでしょう。ただ新しい表現方法にチャレンジしたいという方にとっては、映画そして北大映研は試す価値のあるものだとおすすめできます。是非、次回の新歓遊びにきてください。一緒にお話ししましょう。

 

 

とまあまとまりもなく恥ずかしい文章を書いてしまいました。僕の場合はこうというだけなのであまり気にしないでください。

それでは、また次回の新歓で!

新歓最新情報(会場変更)

こんにちは。2年のトナミです。
昨日は第1回新歓上映会&食事会でした。予想以上にたくさんの新入生に来てもらいありがとうございました。4/21、4/28には第2回・3回新歓があるので映研に少しでも興味がある人はぜひ参加してください。上映会では毎回違う作品を流すので2回目、3回目の参加も大歓迎です!
そこで、重要な連絡です。新歓会場を高等教育推進機構E219とお伝えしてきましたが、正しくはE217です。こちらの手違いで間違えた情報を伝えてしまい申し訳ありません。                                   それでは次回新歓でお待ちしてます!

春新歓ブログリレー㉙「各媒体で描かれる物語の特徴に関する考察」

どうも、絶望感です。
最近ブログリレーも途切れ気味ですし、そろそろ最終回でいいんじゃないかと思い始めています。
さて、今回はタイトルも適当ではありません。いや適当かも。まあ今まで映研のブログリレーとは思えないような記事しか書いてませんでしたし、せめて最終回ぐらい(勝手に決めるな)真面目なのを書こうかと思ったのです。
タイトルにもあります通り、今回はフィクション、まあノンフィクションでもいいんですが、何か話を表現しようとするときに、どんな媒体を用いるとどういう特徴があるのか、ということについて自分なりに意見をまとめてみました。
記事の最後にも書きましたが、私自身整理しきれていない部分もあるため、疑問に思うようなところも多くあると思います。何か意見等ございましたら、一番下のメールアドレスまでどうぞ。
長文注意です。 続きを読む

春新歓ブログリレー㉘「もうすぐ春ですね」

こんにちは。実は水曜日担当だった善本です。初めてちゃんと水曜日に投稿しているような気がします。正直、佐藤君のしっかりした記事のあとに書くのはしんどいのですが頑張ります。

書こうとしたのはいいけどネタが無いので、退屈でしょうが世間話でもします。

今日、雪が降りました。一時は吹雪いてすらいました。今書いていて、写真でも撮っておけば良かったなと思いましたが、どうせ綺麗なのは撮れそうになかったし、仕方ない。自分は本州から来ていて、札幌で春を過ごすのは二度目なのですが、やはりこの寒さにはまだ慣れません。去年の丁度この時期にも雪が降っていた気がします。こういうものなのでしょうか。本州では桜吹雪も見れようかという時期に吹雪を見ることになるなんて、と友人から送られてくる桜の写真を見ながら地元の春を恋しがってしまいます。

今の話とは全く話題が変わりますが、BOX席の話です。この前の佐藤君の記事の通り、映研にはBOX席があるのですが、たまに新入生の方が来てくれます。今日も来てくれた方と少しお話できました。映画とか音楽とかについてお喋りしました。やっぱり来てくれると嬉しいですね。興味があったり、暇だったり、なんとなく寂しかったりしたら、遊びに来てください。

それにしてもこんなに気温変化が激しいと風邪でもひいてしまいそうですね。新入生の方は環境の変化もありますし、体調を崩しやすいでしょうから、どうかご自愛ください。それでは。

春新歓ブログリレー㉗「新学期ですね」

こんばんは、佐藤です。2年生になりました。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は誰かの代打というわけでもないのですが…。最近、ブログの更新がちょっと停滞気味なので、(勝手に)更新してしまいます(笑)

さて、全学教育の授業が始まりましたね。大学の授業はどうでしたか? 90分間てすごく長く感じます。総合入試で入学した人は、まずこの1年間、辛いとは思いますが、希望の学科に行けるよう勉強の方も頑張ってください! 学部別の人も、1年だけで教養が取りきれるよう、ぜひ頑張ってください!


<新歓上映会・食事会>

 日時:4月14日・21日・28日(いずれも金曜日) 18:30から

 場所:3回とも、高等教育推進機構2階 E217講義室

北大映研の説明、これまで北大映研の活動の中で制作した映画の上映を行います。上映する作品のラインナップは3回とも違うので、この3回の上映会でたくさんの自主制作映画を観ることができます。上映会の後は食事会があり、映研の部員と交流する機会があります。映画に興味がある人も無い人も、ぜひお越しください!

 

<撮影体験会>

 4月16日・23日(いずれも日曜日)、13:00に教養棟に集合してください。

北大映研のメインの活動である『映画制作』。「具体的にどうやっているんだろう?」、という疑問を抱く人も多いと思います。そんな人たちの為におこなうのが撮影体験会です。この体験会では、僕たちが現在おこなっている映画の制作に1年生にも参加してもらいます。実際にカメラやマイクなどの機材に触れて、北大映研の映画の制作風景を直に見てみましょう。ぜひ気軽に参加してください!

 

<映画を観に行こう!>

 ① 4月19日(水)『ジャッキー』を観に行きます。

 ② 4月26日(水)『バーニングオーシャン』を観に行きます。

 両日とも、18:15頃に教養棟に集合してください。

北大映研には様々な人がいますが、人それぞれ、映画の観方があります。映研部員と一緒に観に行くことで、いろんな映画の観方が感じ取れるはずです。映画好きの皆さん! 是非私たちと一緒に映画を観て、感想を語り合いましょう!

現在、絶賛新歓期間中ですが、我々北大映研は昼休みに北部食堂の外でビラを配っております。また、教養棟内のサークル用掲示板にも北大映研のビラが貼ってあります。ぜひご覧ください。

また、北部食堂2階に『ボックス』と呼ばれる、北大の各サークルが新歓活動をおこなっている場所がありまして、そのボックス内に北大映研の机があります。そちらに来ていただければ、北大映研についての詳細な説明を部員から聞くことができます。ボックスには看板を立てているので、北部食堂の2階に来れば、どの机が北大映研の机か一目で分かります。詳しい話が聞きたいという人は、一度ボックスにも足を運んでみてください。お待ちしています。

このホームページやTwitter(@hucinema)で随時新歓情報を発信しています。ぜひチェックしてください。何か不明な点がありましたら、メールやダイレクトメッセージを遠慮なくお送りください。


【追記 2017.4.16】

上に掲載した新歓の情報に関していくつか変更がありましたので修正しておきます.

1.新歓上映会の会場がE217に変更になります.

2.『映画を観に行こう!』で19日に観に行く映画を『ジャッキー』に変更します.

以上の2点です.どうぞよろしくお願いします.

続きを読む

春新歓ブログリレー㉖「春新歓」

こんにちは。善本です。お久しぶりです。なんかもう順番とかなくなってしまったみたいですね。新歓のビラ配りをしていたら久しぶりにブログリレーを書く気になったので書きます。前回の三浦くんの更新を読んだら、「ぼくのエリ」についても記述がありました。個人的に一番癒される映画です。綺麗なんです。ランキングに入っていて嬉しい。

Twitterを見てくれて方はもうご存知でしょう。今日から様々なサークルの新歓活動が本格的に始まりました。健康診断や新友の集い?とやらに来る新入生にそれぞれのサークルのアピールをしていますね。主にビラ配りです。映研もその中に混じってビラ配りをしていました。貰ってくれた方、ありがとうございます。明日、明後日も配っています。よろしくお願いします。

本当にたくさんの部活やサークルがありますね。教養棟前では、どこからか楽器の音や合唱が聞こえてきたり、風船が浮かんでいたり、道着?姿の人がいたり、めちゃくちゃ人がいたり。なんだかお祭りのような雰囲気すら漂っていました。撮った写真をアップしたいのですが、肖像権とかややこしそうなので控えます。興味がある人は新歓などで善本に話しかけていただければ。ビラ配りは授業が始まれば、始業前や昼休み、放課後などの時間に集中し、たしか4月いっぱいくらいまでは続きます。新入生側も部活・サークル側も疲弊していくことでしょう。お互い頑張りましょう。

そう言えば、もう一つサークルアピールの場がありました。ボックス席です。新入生が授業を受ける教養棟のすぐそば、北部食堂の2階に2,3人掛けのベンチが向かい合った状態でいくつも置いてあります。これがボックス席です。しばらくの期間、部活・サークルが新歓用に使わせてもらえ、ここで部員が集まったり、覗きに来てくれた人と喋ったりできるのです。今年、映研のボックス席の位置が少しわかりにくいのですが、看板を立てていたり部員がいたりするのでよかったらぜひ。

このブログに春新歓と題を付けておきながら、あまり映研の新歓内容には触れていない気がします。とりあえず今日配ったビラを貼っておきます。こちらの方が新歓イベントについて詳しく書いてありますね。Twitterも随時更新していく予定です。そちらも見ていただければ。それではまた。

2017配布ビラ2春

春新歓ブログリレー㉕ 21世紀最高の映画 Part1

三浦です。最近誰も更新しないですね。そんなもんです。今回は「大学に入ってから映画観ようと思ってるが、なにから観ればいいかわからない…」って人向けの記事です。つい最近、「BBCの選ぶ21世紀最高の映画100」ってリストが発表されたんですね。やはり昔の映画とか、最初観るにはハードル高いと思うんですよね。なんで、このランキングを参考にしてもらえればと思います。もちろん評論家とかが選んでるんで、アート系の作品とかもがっつり入ってます。だから、娯楽性の高い作品から◎→◯→△でつけていこうと思います。未見は✖︎です。

 

100. 「トニ・エルトマン」(2016年/マーレン・アーデ監督)✖︎

この映画は日本では6月公開ですね。

 

100. 「レクイエム・フォー・ドリーム」(2000年/ダーレン・アロノフスキー監督)◎

これは「ブラック・スワン」って映画で有名なダーレン・アロノフスキー監督の初期の作品ですね。後味の悪い映画ランキングみたいので毎回上位に位置してます。ドラッグにはまった人々がひたすらどん底に落ちていくってだけの話なんですけど、斬新な映像テクニックをめちゃくちゃ使ってますね。

 

100. 「カルロス」(2010年/オリヴィエ・アサヤス監督)◯

これは確かもともとテレビシリーズのを映画にしてるんで、5時間くらいあって、めちゃくちゃ観るの大変でしたね。国際テロリストであるカルロスの半生を異様なくらい忠実に再現しようとしている映画で、長いんですけど見応えはありますね。

 

99. 「落穂拾い」(2000年/アニエス・ヴァルダ監督)✖︎

ドキュメンタリー映画ですね。未見です。すみません。

 

98. 「10話」(2002年/アッバス・キアロスタミ監督)△

この監督はつい最近、亡くなってしまいましたね。この監督の映画って非常に奇妙で、ドキュメンタリーなんだかフィクションなんだかよくわからないんですね。そういう特徴が如実に出てるのがこの映画ですね。

 

97. 「ホワイト・マテリアル」(2009年/クレール・ドニ監督)◯

フランス人監督ってだけで取っつきにくい印象を持つかもしれませんが、クレール・ドニは比較的取っつきやすいと思います。この映画も内容は政治的ですが普通に面白い。

 

96. 「ファインディング・ニモ」(2003年/アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ監督)◎

これはみなさん知ってますね。

 

95. 「ムーンライズ・キングダム」(2012年/ウェス・アンダーソン監督)◎

このウェス・アンダーソンって人の映画はおとぎ話みたいなんですけど、ちょくちょく残酷なのが面白いですね。

 

94. 「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008年/トーマス・アルフレッドソン監督)◯

死ぬほど切ないヴァンパイア映画。おすすめです。

 

93. 「レミーのおいしいレストラン」(2007年/ブラッド・バード、 ジャン・ピンカヤ監督)◎

これもみなさん知ってますかね。

 

92. 「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007年/アンドリュー・ドミニク監督)◯

これはブラピ主演の西部劇ですが、アクションはほとんどなし。ブラピの演技は素晴らしいけど、退屈する人もいるかも。

 

91. 「瞳の奥の秘密」(2009年/フアン・ホセ・カンパネラ監督)◎

アルゼンチン映画でアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。ちょいと過剰評価な気はしますが、めちゃくちゃ面白い映画だとは思います。

 

90. 「戦場のピアニスト」(2002年/ロマン・ポランスキー監督)◎

これはもっとランキング上位でもいいのでは。戦争映画の中でも傑作ですね。

 

89. 「頭のない女」(2008年/ルクレシア・マルテル監督)✖︎

アルゼンチン映画ですね。未見です。すみません。

 

88. 「スポットライト 世紀のスクープ」(2015年/トーマス・マッカーシー監督)◎

アカデミー賞作品賞受賞作品。個人的にはイマイチだったかな。題材が日本人にはわかりにくい気がします。

 

87. 「アメリ」(2001年/ジャン=ピエール・ジュネ監督)◎

結構有名な映画ですね。色使いとかがめちゃくちゃ綺麗な映画なんですが、結構ぶっ飛んだ映画です。なんでヒットしたんだろう…

 

86. 「エデンより彼方に」(2002年/トッド・ヘインズ監督) ◯

このトッド・ヘインズって監督は去年、「キャロル」って映画も公開してたんですけど、衣装とかセットとかがめちゃくちゃ美しくて、それだけでも一見の価値があると思います。

 

85. 「預言者」(2009年/ジャック・オーディアール監督)◯

宗教的な題名とは裏腹に刑務所舞台の映画ですが、めちゃくちゃ面白いです。オススメ。

 

84. 「her/世界でひとつの彼女」(2013年/スパイク・ジョーンズ監督)◎

携帯の声に声をするって映画ですね。モテない男子が観ると死ぬかもしれません。

 

83. 「A.I.」(2001年/スティーブン・スピルバーグ監督)◎

スピルバーグの映画では一番好き。無論、面白いので未見の方は是非。

 

82. 「シリアスマン」(2009年/ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)✖︎

この映画撮ったコーエン兄弟って人は有名なんですけど、なぜかこの作品だけDVDが出てない。早く出してくれ。

 

81. 「SHAME -シェイム-」(2011年/スティーブ・マックイーン監督) ◯

セックス中毒の男が主人公。面白いんですけど、細かいとこまで観るとなかなか難解な映画です。

 

80. 「父、帰る」(2003年/アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)△

2000年代のロシア映画では唯一日本でも話題になった作品ですね。まぁ、当たり前ですが難解です。

 

79. 「あの頃ペニー・レインと」(2000年/キャメロン・クロウ監督)◎

青春映画の傑作。大好きな映画です。フィリップ・シーモア・ホフマンという、つい最近亡くなった俳優がちょい役で出るんですが、この役が最高。

 

78. 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年/マーティン・スコセッシ監督)◎

3時間ぶっ通しでハイテンションの映画。最初から最後までひたすらfuckって言ってます。

 

 

77. 「潜水服は蝶の夢を見る」(2007年/ジュリアン・シュナーベル監督)◎

私はそんな好きな映画ではありませんが、泣けるってことで人気ですね。実話っていうのがすごい。

 

76. 「ドッグヴィル」(2003年/ラース・フォン・トリアー監督) △

ひっどい映画です。胸糞悪いなんてもんじゃない。気分が悪くなりたいときに見てください。

 

75. 「インヒアレント・ヴァイス」(2014年/ポール・トーマス・アンダーソン監督)◎

このポール・トーマス・アンダーソンって監督は超天才監督ですね。これはその監督の現時点の最新作。よくわからんけど面白いっていう奇妙な映画です。

 

74. 「スプリング・ブレイカーズ」(2012年/ハーモニー・コリン監督)◯

賛否両論分かれる作品ですね。嫌いじゃないけどこんなに高いランクかと聞かれると微妙。ドラッグキメながら観たら評価も変わるかもしれません。

 

73. 「ビフォア・サンセット」(2004年/リチャード・リンクレイター監督)◎

これは「ビフォア3部作」ってシリーズの2作品目なんですが、前作から9年経っていて、映画内でも実際に9年経ってるんですね。で、その9年間に監督や俳優に起こったことをまんま脚本に取り入れてるすごい映画。ちなみに続編も同じ手法で作られてます。

 

72. 「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013年/ジム・ジャームッシュ監督)◯

このジム・ジャームッシュって監督の作品はとにかくお洒落なんですね。感じ悪い言い方すると「意識高い系」の方々が大好きそうな映画です。いい映画なんですけどね。

 

71. 「熱波」(2012年/ミゲル・ゴメス監督)

すみません、未見です。

 

70. 「物語る私たち」(2012年/サラ・ポーリー監督)

これも未見です。ごめんなさい。評判いいらしいですが。

 

69. 「キャロル」(2015年/トッド・ヘインズ監督)◯

去年のベストテンにいれた作品。とにかく美しい。

 

68. 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001年/ウェス・アンダーソン監督)◎

不器用で欠陥のある天才兄弟たちの話。色使いがすごい映画です。

 

67. 「ハート・ロッカー」(2008年/キャスリン・ビグロー監督)◎

イラクの爆弾処理班の話。爆弾処理班っていうのがネック。それによってラストの解釈の仕方も変わるかも。

 

66. 「春夏秋冬そして春」(2003年/キム・ギドク監督)△

このキム・ギドクって人は韓国人なんですが変態監督ですね。でもこの作品は静かな作品で、映像がめちゃくちゃ綺麗です。何を言いたいのかはよくわかりませんが。

 

65. 「フィッシュ・タンク」(2009年/アンドレア・アーノルド監督)✖︎

未見です。題名すら聞いたことないです。情けない…

 

64. 「グレート・ビューティー/追憶のローマ」(2013年/パオロ・ソレンティーノ監督)✖︎

これも観てないです。観ようと思ってたんですけどね…

 

63. 「ニーチェの馬」(2011年/タル・ベーラ監督)✖︎

これも未見…。すごい眠そうな映画なんですよね。

 

62. 「イングロリアス・バスターズ」(2009年/クエンティン・タランティーノ監督)◎

タランティーノって監督の名前は聞いたことある人も多いかもしれません。バイオレンスがすごい映画ばっか撮る人です。この作品は緊張感のすごい映画で、めちゃくちゃ面白いです。

 

61. 「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(2013年/ジョナサン・グレイザー監督)△

評論家からの評価がめちゃくちゃ高いですが、なぜ高いのかさっぱりわかりません。説明描写が全くなくてね。こんな映画撮ってて大丈夫なのかって思います。

 

60. 「世紀の光」(2006年/アピチャッポン・ウィーラセクタン監督)△

最近話題のアピチャッポン監督。タイの映画監督で、去年特集上映を東京でやってました。これもさっぱり内容がわからないんですけど、光の表現がすごい映画でしたね。

 

59. 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年/デヴィッド・クローネンバーグ監督)◎

このデヴィッド・クローネンバーグって監督も変態監督なんですが、00年代以降のこの人の作品は基本めちゃくちゃ面白いですね。特にこの作品は00年代以降の映画のなかでも完璧な作品の1つだと思います。

 

58. 「母たちの村」(2004年/ウスマン・センベーヌ監督)✖︎

ずっと観ようと思ってて観てないです。アフリカの方の映画かな?

 

57. 「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012年/キャスリン・ビグロー監督)◎

ビンラディン殺害作戦を映画化した作品。アメリカ人はこれ観て、どう思うんですかね。ラストの台詞が秀逸です。

 

56. 「ヴェルクマイスター・ハーモニー」(2000年/タル・ベーラ監督)✖︎

これも観てないですねぇ。眠そうなんですもん…

 

55. 「イーダ」(2013年/パヴェウ・パヴリコフスキ監督)△

モノクロ映画で眠くなっちゃうかもしれないんですが、すごい完成度の映画です。是非観てほしい。

 

54. 「昔々、アナトリアで」(2011年/ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督)✖︎

未見です。この監督、結構評判でずっと観たいと思ってるんですけどけね…。

 

53. 「ムーラン・ルージュ」(2001年/バズ・ラーマン監督)◎

こんなランク高いのかって感じです。このバズ・ラーマンって監督の作品はゴテゴテのギラギラなんですよね。ハマる人はハマるかもしれません。

 

52. 「トロピカル・マラディ」(2004年/アピチャッポン・ウィーラセクタン監督)✖︎

上記のアピチャッポン監督作品。僕も特集上映行ったんですが、これは観れませんでした。無念…

 

51. 「インセプション」(2010年/クリストファー・ノーラン監督)◎

僕が映画にがっつりハマるきっかけになった作品ですね。普通にめちゃくちゃ面白いんで観てほしいです。

 

50位以降はまた今度で。ではまた。

春新歓ブログリレー㉔「Moosic Lab SP in Sapporo」

こんにちは。気まぐれ投稿の笹木です。

今日昨日と狸小路の札幌プラザ2.5で開催された Moosic Lab SP in Sapporo というイベントに行ってきたのでその感想を書くことにします。多分他に行った部員はいなかったのではないかな。

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1. Moosic Labとは?

“MOOSIC LAB”とは・・・

<むーじっく・らぼ>

新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせにより、映画制作の企画を具現化する“映画(MOVIE)×音楽(MUSIC)”プロジェクト。

そこで制作された作品をコンペティション形式の映画祭(=MOOSIC LAB)として全国の映画館で開催。

開催後も参加監督やアーティストの次なるステージへの飛躍、進化を後押しし続ける新しいスタイルの映画祭。

とのことです。今回はSPということで2016年開催分までの過去の作品から入賞作など全16作品が上映されたようでした。いつも東京で行われているイベントということもあり札幌で見られる機会があって嬉しいことですね。というわけで行ってきたのですが、都合でA,B,Eの3つのプログラムしか見ることができませんでした。見た中で印象に残った2コについて書きたいと思います。ネタバレするので注意。

 

2. 『nico』(今泉力哉×北村早樹子 62 min. 2012)

そもそもまずこのイベントに行こうと思ったのは、個人的に好きな監督の今泉力哉の作品が上映されることを知ったのがきっかけでした。去年公開の同監督作『退屈な日々にさようならを』は僕の去年の個人ベストにも入れました。ちなみに今泉力哉というのは簡単にいうと「映画なんて面白ければ何でもいい」を恋愛のジャンルでやる監督です。

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この『nico』という映画、このイベントの特徴である音楽がメタ映画の劇伴として出てくる映画製作の映画であり、監督役(小竹に似てると噂の!)芹澤興人の役名が「今泉」ということも含め、極めて私小説的な、私映画だという印象でした。

「やはりこの手の映画、始まりがアメリカの夜だ。」

メタ映画の引きのロングショット(もしかしたらただのマスターショット)と製作風景が交互に繰り返される映画でした。ただそれだけじゃつまらない、トリュフォーがやっていたように現実世界と映画世界には意味の繋がりがありましたね。

「映画のために生まれなかったすべての子供たちと」

「多くの犠牲のために生まれたすべての映画に捧ぐ」

だか(正確でない)というテロップに始まりまして、無差別殺人集団”BOB”という月1で殺人する人たちの映画を撮るのですが、「別に好きな人がいるのに他の人にできちゃった」監督の恋愛事情が挟まれることでその辺がメタ映画を見る上で色々と面白くなる映画になっていました。映画の中のBOBの人たちは常に賢者モードかのような気力のない面持ちでしたね。ちなみに言うと今泉力哉本人は数年前に”できちゃった婚”してます。

超面白かった同監督作の『こっぴどい猫』という小説家が題材の映画にかなり似てましたね。『nico』うまいこと短くまとまっていて好きでした。

 

3. 『いいにおいのする映画』(酒井麻衣×Vampillia 73 min.   2015)

まずこのタイトル、気になりますね。『Little  Forest』的な食べ物の映画か?と思っていたら全然違った。しかも照明技師が主役の吸血鬼ファンタジーでした…。

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設定を軽く説明すると、映画のヒロイン高校3年生”レイ”の幼馴染”カイト”は、幼い時に母を探しに”Vampillia”というバンドのボーカルである父”モンゴロイド”と旅に出たが結局見つからずに十数年後、レイの住む街に戻ってくる。レイはVampilliaのライブでカイトの代わりに照明技師をやることを願い出る、という感じ。

それでVampillia(実在するバンド)のメンバーの個性がそもそも異常なほど立っているので最初からツッコミ満載なのですが、進んでいくうちに父モンゴロイドの妻は白人でしかも吸血鬼、その子であるカイトも実は吸血鬼であった!…ことが明かされていきいきまして。母が天才的な作曲センスを持っていてその能力が息子にも備わっていること、人間と結ばれた吸血鬼の母は異世界へ連れ去られてしまったことなどが判明したりして、一方のカイトは吸血鬼としての衝動が抑えられずレイの血を吸う、など。シガーキッスとか初めて見ました。もはや説明するには言葉に力のないファンタジーが展開します。かといってレイは普通に学校に行って進路相談するのです。リアリティとは。

要するにリアリティのラインを超えさせてるのはどこかということなのですが、僕はそれが色であると思いました。この映画が特徴的なのは冒頭からスタンダードサイズのモノクロカラーを採用しているところで、しかも途中はパートカラーになったりというココロオドル楽しい演出があったのです。モノクロであるからには照明がしっかり仕事していていいカメラのショットもとてもたくさんありました。思うに僕の中ではモノクロという非現実的な色味がリアリティを簡単に無視できた理由だったのではないかというところ。最近はモノクロ映画はほぼ見ないですし、時代を遡ってる感じもありますから。上映後の酒井監督のトークイベントでは「カラーに変わる場面では、スタンダードサイズからヴィスタサイズに変えるつもりだったが、同時期にまだ公開前のグザヴィエドラン『Mommy』で使われていることを耳にしてやめた」とか面白いことも話していましたね。

いや、面白かった。僕はファンタジーをあまり好んで見ないのですが、見た後はこんなに自然でしかも楽しいなんて、と思ってしまいました。聞いたところこの映画すでに3回も北海道で上映されてたらしいです。知らなかった。そしてタイトルだけずっと引っかかってたんですが、なぜか見終わった時に「いいにおい」がしまして(客層は他と比べて若かったが)なんか久々に驚きと感動に満たされました。軽々しくも。4dxじゃあるまいし。

 

という感じであまり客の入りはよくなかったみたいですが、いいイベントでした。機会があれば、行って見るといいでしょう。札幌映画サークルのイベントとか、短編映画祭とか。