【新歓ブログリレー】空の旅

※当記事には多少の脚色が含まれておりますことご了承下さい。

こんにちは。映研副部長の高峰です。
4月から3年生になりました。

金曜日の飲み会の席で番場部長にブログの依頼を受けてから、何を書こうかずっと考えていました。
僕の愛読する漫画雑誌『モーニング』で目を引いた新連載の話をするか、それとも日曜日に向かう、祖父宅のある京都の散策記でも書こうか…

 

新千歳空港に着いてから先の新連載の単行本を忘れたことに気付き、京都の天気が雨であることを知った僕は、とりあえず寝よう、と持病の先延ばし症候群の発作から座席に深く腰掛け足を伸ばしました。
ギリギリで空港に到着し、あわてて取った座席は非常口のある列の通路側だったので、壁のドアの分前の座席との間が広めに空いていました。
睡眠導入にと手に持った林真理子の恋愛小説を開いたとき、
「すみません」
若い女性の声と共に、僕の足の横に黒いキャリーケースが止まりました。
顔を上げるとそこには紺色のコートを着た女性が。僕は、その化粧の行き届いた顔、胸元に巻かれた薄水色のスカーフ、そしてケースの上部に貼られた“SKY CREW”の文字で確信しました。
「この人、スチュワーデスだ…!」

 

ブログのネタが舞い込んできたと喜ぶのも束の間、心の中は緊張でいっぱいになりました。
公共の場で知らない人に話しかけるなんて、しかもその相手が若くきれいな女性だなんて…
小心者の僕の心臓は激しく脈打ち、喉は渇いていきます。
僕の左隣に座った女性といえば、スマートフォンで手短にメールを済ませた後はイヤホンもせずにぐっすりと眠りこけている様子。
こっくりこっくりと舟をこぐ頭が気になります。
この日2度目の発作が起こった僕は、林真理子を読みながら機を待つことになりました。

 
数十分が経ち、フライトが後半の3分の1に差し掛かったころ、僕の左肩は女性の頭の重みを受け止めていました。
僕の目線の先にある文章では、主人公と元CAとの情事が描写されています。
今だ、と気を引き締めたとき、体に入った力が女性に伝わったのでしょうか。肩に感じていたものが消え、左を向くと女性と目が合いました。

「すみません、あの、CAのお仕事をされているんですか?」

 
それからの会話は詳しくは覚えていません。
スチュワートって日本にもいるんですか?
月に60時間もフライトがあるんですね。じゃあ1年のうち1ヶ月は空の上ってことになりますね!
等のしょうもないことをまくし立ててていたように思います。完全にキモいやつです。
彼女に聞いてわかったことは、空港に着いたら仕事だということ、CAがプライベートで飛行機に乗るときは非常口窓側の席に座るということなどなど。
あ、もちろん名前や連絡先などは聞けるわけないし聞いてませんよ。ナンパ目的ではないですからね。
そうそう、イントネーションから、彼女は関西の人のようでした。札幌住みではなさそうです。残念…!

 
飛行機が着陸し、お仕事頑張ってくださいと彼女に伝えて別れた後、阪急電鉄に揺られながら僕は思いました。
ショートフィルムの仕事がなければこんな勇気は出なかっただろう、と。
そうです。まだこのブログでは説明している人がいなかったかと思いますが、現在北大映研からは何人ものメンバーが『春一番』製作委員会という団体に出向いて北大の春新歓を題材にした映画の製作を行っています。
僕はそこで“制作”というロケ地交渉、小道具の準備、協力してくれそうな団体との交渉などを担当する部に所属しているのです。
そこで連日色々なサークル・部活への映画撮影の説明やエキストラの協力要請などを行っているからこそ、こんな冒険が出来たのだろう。そう思ったのです。
撮影日はGWを予定しています。
新入生の皆さん、もし興味があったら『春一番』にも是非顔を出してみて下さい。
エキストラとしてのご協力も絶賛受付中ですよ!

 
以上、副部長の高峰洋明でした。
新歓は4/17,24,30、高等教育推進機構のE218,219で行います。
新入生の方々とお会いすること楽しみにしています!

 
最後に、映研部員たちへ。

「プライベートのスチュワーデスと会話したかったら非常口窓側の隣の席に座れ!!」

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