「ダイ・ハード2」レビュー(池田)

ダイ・ハード2(原題:Die Hard 2)

予告編

1990年アメリカ

監督:レニー・ハーリン

脚本:スティーブン・E・デ・スーザ、ダグ・リチャードソン

原作:ウォルター・ウェイジャー

製作:チャールズ・ゴードン、ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルヴァー

音楽:マイケル・ケイメン

撮影:オリヴァー・ウッド

出演:ブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、ウィリアム・サドラー、デニス・フランツ、フランコ・ネロ、ジョン・エイモス、アート・エヴァンス、フレッド・ダルトン・トンプソン他

あらすじ

前作の事件から1年後のクリスマス。マクレーン(ウィリス)は妻ホリー(ベデリア)を迎えにバージニア州のワシントン・ダレス空港にやって来た。だが、南米の麻薬王の解放を目的にテロ集団が空港の管制機能を乗っ取り、上空の飛行機が着陸できなくなる。このままでは燃料切れで墜落は必至。マクレーンにとって最悪の夜が幕を開けた。

レビュー

隔絶された高層ビルを舞台に、世界的にヒットした『ダイ・ハード』(ネット上でよくある「学校がテロリストに占拠されたら」の妄想ネタのきっかけはこの映画なのでは)の続編。監督はマクティアナンからレニー・ハーリンにバトンタッチ。

本作の舞台は真冬の国際空港。前作のような閉塞感は無い。空港の仕組みや様々な役職など、裏側が見られて面白い。ウォルター・ウェイジャーの小説『ケネディ空港着陸不能』を原作としている。前作の原作小説とはつながりはない。

前作はマクレーンに非協力的な人物が多かったが、本作は協力的な者が多い。対照的なのは空港警察のロレンゾ署長(フランツ)。マクレーンと何度も口論を繰り広げる。

前作の人物も引き続き登場。マクレーンの妻ホリーは降りられなくなった飛行機の中。同じ機内にはTVリポーターのソーンバーグも。相変わらず傍若無人で、終盤で余計なジャーナリスト精神で多くの人々をパニックにする。ロサンゼルス市警のパウエルは序盤のみ。ケーキ菓子”トゥインキー”がまた出てくる。

今回の敵は元軍人だらけの戦闘集団。強い奴らばかりでマクレーンがボコボコにやられまくる。相変わらずSWATが噛ませ犬。

その分敵の死に方はグロさが高まって痛々しい。ベルトコンベアーに巻き込まれたりつららが刺さったり。クライマックスの主翼上での肉弾戦の最期は…初見の時、怖かった。

←どう見ても人形

面白いが、1作目は超えられない。終盤でどんでん返しな展開があり意表を突かれる。前作では少なかった民間人の死者数が本作でドーンと跳ね上がる。そこを批判する意見が多い。北野武曰く「オレの映画よりダイ・ハードの方が何百人も殺してる」

豆知識

・予算7000万ドル、全世界興行収入2億3954万ドル、ブルース・ウィリスのギャラ750万ドル

・なかなか爆発しない手榴弾、強力すぎるジェットエンジンなど、リアリティ完全無視の演出が目立つ

・中盤の銃撃戦シーン。テロリストの一人が『ターミネーター2』で悪のターミネーター、T-1000を演じたロバート・パトリック。ジェームズ・キャメロンの目に止まって役を得たらしい。シュワルツェネッガーとはいい勝負だったのにブルース・ウィリスにはあっさりやられていた

←この役で一躍有名に

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