【秋新歓ブログリレー企画】ナチス最終兵器対ソ連兵(新川)

皆さん今晩は、2年の新川です。

今回は夏休み観た映画の紹介を兼ねて個人的な感想を二つ書こうと思います。なぜ10月も半ばといったところなのに夏休み、と思う方もいるかもしれませんが、これは、単に私の夏休みがとても長く、後期が先週ようやく始まったためまだ夏休み気分だというだけです。あと、多分にネタバレを含みます。

 

武器人間』 原題:Frankenstein’s Army 

2013年 オランダ・アメリカ・チェコ合作

監督:リチャード・ラーフォースト

「ナチス最終兵器、出撃!」

あらすじ:1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。ソ連の偵察部隊がある任務を帯び、ドイツの占領地域に足を踏み入れた。やがて古い教会を見つけた部隊は、そこ で何者かによる大虐殺が行われた形跡を目撃する。さらにその建物の地下には迷路のような通路が張り巡らされ、広大な研究室が隠されていた。その研究室こ そ、フランケンシュタイン博士の末裔が、死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造している大量破壊兵器工場だった…!! (公式サイトより)

予告のドラえもんの声で話題を呼んだアクション・ホラー。ちなみに吹き替え版の声優もなぜか新旧ドラえもんキャストが中心。機械と人体が融合した独特の怪物達が魅力。兵士の一人が手持ちカメラで撮影した映像という体のドキュメンタリータッチ。訳の分からない怪物と遭遇した際の混乱、いつ再び出会うかもしれないという恐怖と緊張感の演出として良かったと思うが、いかんせん肝心の武器人間が怖くない。緩慢で笑いを誘う動き、銃や手榴弾で割とあっさり撃退できる程度の強さ、カッコよさや愛嬌のある造形。特に、研究所でせっせと働く様子は可愛い。主人公たちは、おびえ、混乱し、仲間を失いながらも、必死で任務を果たし生き延びようとするのだが、はたから見ればふざけた状況(特に博士の登場後)であんな風に一生懸命なのは滑稽でしかなく、そこを笑う映画であるのかもしれない。博士は、典型的なマッドサイエンティストで、言葉を発するたびに笑ってしまう。もろもろの要素によって”武器人間が出てくるまでが怖い”というよくわからないことになってしまっている。たのしい。ちなみに、公式サイトに”武器人間図鑑”があり、説明が面白い。個人的にはポッドマンが可愛いので一番好き。

 

『ヒトラー最終兵器』 原題:Outpost: Rise of the Spetsnaz

2013年 イギリス

監督:キアラン・パーカー

「ヒトラーの落とし子(ナチス・ゾンビソルジャー)VSスターリンの犬(ソ連軍最強部隊)」

あらすじ:WW2末期の1945年3月。ドイツ軍占領地区のロシア森林地帯。百戦錬磨のドロコフ軍曹率いるソ連軍特殊部隊(スぺツナズ)はナチス軍との壮絶な戦いを 連日続けていた。ナチス部隊への奇襲後、ドロコフと彼の部隊は戦争の流れをも変えうる衝撃の調査結果を発見するが、任務遂行後の帰路、不運にもナチス部隊 に捕らえられてしまう。ナチスの実験施設である地下要塞に人質として捕らえられたドロコフと同僚のフョードルは、そこで狂気の科学者、クラウスナー博士の 姿を見掛ける。彼は親衛隊のストラッサー大佐と共に恐怖の実験を行っていた。その実験とは無敵のバイオ・ソルジャーを作り上げることだった。2人のロシア兵は狂気の施設 から脱出し、ナチス軍がヨーロッパ全土にバイオ・ソルジャーを解き放つ前に、恐ろしい実験を阻止するため戦う必要に迫られる。

90%はアクションシーンという触れ込みに相違なく、銃・手榴弾・ナイフ・鉄パイプ・素手など、多彩かつ迫力ある戦闘シーンがこれでもかと盛り込まれている。こちらの怪物はほとんどゾンビといった見た目で、行動や攻撃手段もほとんどゾンビ。不死身を売りにしているが、素手と鉄パイプでタコ殴りにされると普通に倒される。戦争をひっくり返すための不死身の生物兵器が、ボコボコに殴られてあえなくノックアウトされた時は目を疑い、腹を抱えて笑った。ドロコフ軍曹が恐ろしく強く、とっさの機転もあるが、その屈強な体格と筋力で不死身の兵士を拳で打倒し、問題を解決していくさまは実に気持ちがよい。その力任せな解決方法と無敵っぷりを楽しむ映画。つよい。かっこいい。たのしい。どうもシリーズものの一部らしく、博士や物語の根幹の計画に関してはよくわからなかったのが残念。

 

さて、明日はいよいよ秋新歓一日目です。このブログを読んでいる方で、映画が好き、映画についてもっとよく知りたい、映画を作りたい、ブログを書いていた人に会ってみたいという方、あるいは別の理由でも構いません。ぜひ足を運んでみてください。

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