【秋新歓ブログリレー企画】狂い咲きサンダーロードの話(番場)

こんばんは。部長の番場です。ブログの不具合が直りまして、今日から秋新歓に向けてブログリレー始めます。一発目なので普通に映画の話をしますよ。

狂い咲きサンダーロードという映画の話です。↓予告編

あらすじ

幻の街サンダーロード。街中の暴走族が集まり、警察の圧力で、「愛される暴走族、になろう」ということで、グループの解散の会議が開かれていた。“魔墓狼死”のリーダー・健もその中にいた。そこへ、“魔墓狼死”の特攻隊長、仁が仲間を連れて現われ、出席者をメッタ打ちにしていった。仁は権力に屈服する暴走族に我慢がならなかったのだ。サンダーロードは仁たちの天下となった。一方、これを心よく思わないグループは報復に出た…(映画.com)

 

監督は当時日大の学生だった石井聰互。卒業制作としてこの映画を作ったのだといいます。当然自主制作映画なので映画会社の協力なしでオールロケ、予算も機材も人材も経験も圧倒的に不足した中で撮影されました。小道具をそこら辺から無断借用してきて使う、拾ってきた廃材やゴミで美術を製作(泉谷しげるが担当)、機材車をあろうことかカースタントに使ってブッ壊すといった、嘘なんじゃねぇかと思わずにはいられないような逸話がてんこ盛りです。

そんな撮影を経て出来上がった肝心の映画本編は、不良中学生が考えたようなストーリーと無茶苦茶な動きをみせるカメラ、音声に至っては台詞と口の動きが合っている箇所のほうが珍しいという、技術的にはとんでもなく下手な映画になりました。そりゃそうだ。しかし。

確かに粗を探せばそこら中に見つかります。ですが、逸話に見える現場の狂騒をそのままスクリーンに持ってきたかのようなテンションの高さと、魔墓狼死(まぼろし)特攻隊長の仁さん以下濃厚すぎる登場人物たちが吐き出すパンチラインの数々、そしてクライマックスの大殺戮から暑苦しくも感動的なラストに僕は完全にやられました。こんなに熱量のある映画は観たことがなかった。確か大学1年の前期のことです。学生映画でこんなやばいのができるのかと。

卒業制作にもかかわらずこの映画は劇場公開され、石井聰互の商業映画監督作品第1号となりました。この作品が公開された後に学生映画出身の監督が多数現れて、その後の日本映画界をリードしていくことになります。この作品がそれまでの日本映画にカチコミをかけ、見事にその潮流を変えてしまったわけです。なんて映画だ。

観ると「自分でも出来るんじゃないかな」と思わせてくれる、元気が出る映画です。見ていないという方は是非。ファイトクラブとスカーフェイスも是非。では。

 

 

 

 

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