春新歓ブログリレー#3 多々買え…

こんにちは 文学部の神田です。

早速ですが新入生へのアドバイスを挙げようと思います。「講義にきちんと出席すること」です。なにを当たり前なことを、と思う方は多いでしょうが、大学の講義はサボっても何か言われるわけでもなく(必修は除く)、その気になれば簡単にサボれます。特に夜更かしした日の翌日などは面倒になってついサボりがちになるもので、実際、昨年ワールドカップで日本代表の試合があった日の翌日の講義は明らかに出席率が悪かったです。学期末に単位を落として慌てることのない様に、普段から講義はきちんと出席しましょう。

 ファンタジー小説の名作である「ドラゴンランス」シリーズの話でも

ドラゴンランスシリーズはTRPGの「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をベースにした小説で、日本では二度出版されていましたが、いずれも現在は絶版となっています。メインの著者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン(ほかの作者による外伝なども多く存在しますがほぼ未訳)で、この二人による以下の作品がシリーズの中心となります。(いろいろありますが正直「戦記」と「伝説」を読めば大体OK)

ドラゴンランス(旧邦題 ドラゴンランス戦記 以下「戦記」):最初のシリーズ。<大変動>という天変地異によって神々が去った世界で、五年ぶりに再会した仲間たちが、癒しの力を宿した杖を持つ男女を助けたことから、世界の命運をかけた旅に出ることとなる。

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ドラゴンランス伝説:「戦記」の続編。「戦記」に登場したキャラモンとレイストリンの双子が主人公。自らが神になろうとするレイストリンを止めるため、キャラモンらが時空を超えた旅に出る。

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ドラゴンランス セカンドジェネレーション:「戦記」の登場人物の子供たちが主役となる短編集。

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ドラゴンランス 夏の炎の竜:「セカンドジェネレーション」の続編。悪の勢力<タキシス騎士団>の侵攻が進む中、封印されていた混沌の神が目覚める。DSC_0010

ドラゴンランス 魂の戦争:神々や魔法の力が失われ、世界がドラゴンによって支配される<人の時代>。<唯一神>を信仰する謎の少女ミーナが現れ、数々の奇跡を起こす。

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ドラゴンランス秘史:尺の都合で「戦記」で描かれなかったエピソードの補完。

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「戦記」の仲間たち

シリーズの魅力として個性的な登場人物が挙げられますが、ここでは「戦記」の最初の仲間たち6人を簡単に紹介します。

タニス:リーダー格。ハーフエルフの望まれぬ子であり、エルフの王家に引き取られるが、周りから疎まれて育った。そのコンプレックスからエルフに生えることのないひげを生やしている。エルフの女性ローラナと人間の女性キティアラのどちらを選ぶかで悩むラノベ主人公。

レイストリン:人間の魔術師。<大審問>(一人前の魔術師になるための試練)に最年少で合格したが、健康を奪われ、肌は金色、髪も白髪となり、瞳が砂時計のようにくびれ、すべてのものがしなびて見えるようになってしまった。屈折した性格で仲間からも信用されていない。

キャラモン:レイストリンの双子の兄。巨漢の戦士で弟を溺愛(というより依存)している。いかにもな脳筋戦士といった感じで、頭の回転も遅いが、頭が悪いわけではない。「伝説」での登場場面は衝撃的。

スターム:騎士の家系の出身で、自らも名誉を重んじる高潔な人物。しかしそれゆえに融通が利かないところがある。

フリント:ドワーフ。タニスとは最も古い付き合いで双子やスタームの育ての親ともいえる人物。ぶっきらぼうだが仲間思いで、水と馬が苦手。リューマチや心臓病を患っている。

タッスルホッフ:おしゃべりで他人の物を勝手に「借りる」という典型的なケンダー(小柄で好奇心旺盛、手癖の悪い種族)。子供っぽい人物で、フリントとはいいコンビ。

 日本ではこれまで長い間入手困難な状態にありましたが、なんと2月23日に電子書籍版が発売されました。また、電子版限定でレイストリンの過去を描く「レイストリン戦記」の刊行も決定しています。一冊当たり結構いい値段しますが、売り上げによっては未訳の作品がほかにも刊行されるかもしれないのでみんな買ってね。

 

秋新歓ブログリレー#4『ソビエトロシアでは、映研があなたに入る!』

北海道大学映画研究会所属、文学部1年の神田です。ブログを担当するのは初めてですし、他の方々のように中身のあることも書けないので、どうぞ気楽に読んでください。

5日の上映会ではたくさんの方に来てくださりましたが、11日木曜日にも上映会があります。前回来た人も、来れなかった人もぜひ参加してみてください。高校までと違い、大学では特定の人と長い期間接することが少ないので、人間関係が希薄になりがちですが、こういったコミュニティに属することは大学生活を豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。幸い、映研は映画が好きな人が多いので共通の話題を見つけやすいと思います。

有り難いことに「人生ベストの映画」というテーマが設定されているのでその話を。私のベストの映画は「ロード・オブ・ザ・リング」三部作です。理由も私がこういった正統派のファンタジー作品が好きだからという単純なものですが、これと前日譚である「ホビット」三部作以外で好きなファンタジー映画は思いつきません。というのも私はファンタジー作品でも特に、その世界の歴史のような設定面に注目することが多いのですが、映画だと大体90~180分の間に物語を進めなければならないため、設定面を語るのにあまり時間が割かれず、小説のほうが、物語を進めながらその世界について説明できるため好みだからです(ドラゴンランス戦記知ってる人いませんか)。「ロード・オブ・ザ・リング」の原作である「指輪物語」はいきなりホビットの生活や文化の説明から始まります。ここで挫折する人も多いと聞きますが、私は普通に読めました。また、本編の後に世界の歴史や文化について説明する「追補編」というものが1冊あり、これがなかなか私好みです。映画の方に話を戻すと、1作目「旅の仲間」の冒頭で指輪について語られるシーンが大好きです。中つ国の歴史と壮大な物語の始まりを感じさせるものになっています。人間とエルフの同盟軍とサウロンの軍勢との合戦シーンに引き込まれた人は多いのではないでしょうか。また、本編のセリフにも「ヌメノール」「エオル」といった単語(追補編とか読めば解ります)が出てきたり、服装や建物から独自の文化をうかがうことができ、映画だけでも中つ国の設定の作りこみを感じられます。ここでは割愛しますが物語面も素晴らしいので1本3時間ある三部作(スペシャルエクステンデッドエディションはもっと長い)でも退屈することなく観ることができるので、未見の方はぜひ。